名称「こちゃこい踊り」 一関市民の新しい踊り 片岡さん(滋賀)GP

 一関市内全域で取り組めるよう2023年に創作された「一関市民の新しい踊り」の名称について、全国公募していた「一関の新しい踊りを創作する会」は27日、審査結果を公表した。正式名称として採用されるグランプリは、滋賀県の片岡倫太郎さんが応募した「こちゃこい踊り」に決まった。

 新しい踊りは、市全体で統一された踊りがなかったことから、一関商議所が中心となって19年に創作する会を結成して作業。コロナ禍を経て23年に完成し、同年の一関夏まつりをはじめ各地域のイベントで披露された。今後さらに市を代表とする踊りとして定着することを目指し、名称を3月下旬から今月15日まで募集したところ、北海道から沖縄まで全国各地から539件が寄せられた。

 20日の創作する会幹事会で▽市の新しい踊りとしてふさわしい▽分かりやすく覚えやすい▽明るく親しみやすい―という条件を基に審査した結果、2件の応募があったこちゃこい踊りを採用することに決定。グランプリは、由来を「高知のよさこいに対して『東のこちゃこい、西のよさこい』」などとした片岡さんに贈ることにした。片岡さんと同様にこちゃこい踊りを応募した人を含め計3人を特別賞とした。

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