清々しさあふれる魅惑の青い花
青い花は清涼感があり洗練された印象を与えます。しっとりと落ち着いた色合いは夏の暑さを和らげ、初夏の庭をエレガントな雰囲気に。
日が昇る前の早朝にはさらにその青は深みを増し、涼やかで神秘的な美しさです。今回は夏の庭を清々しく彩る、おすすめのブルー系の花たちを、参考価格などの情報とともに紹介します。
記事後半にはブルー系の花を引き立てる花色の組み合わせもお伝えしますので、初夏の庭づくりの参考にしてくださいね。
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この記事で紹介する「ブルー系の花」にまつわるあれこれ
初夏の庭に迎えたい「涼やかブルー系の花」
- フレンチラベンダー
- サルビア・ファリナセア
- アジサイ
- カンパニュラ
- エキウム
- アガパンサス
- ルリマツリ
ブルー系の花を引き立てる花色
- ブルー系✖ホワイト系
- ブルー系✖ピンク系
- ブルー系✖イエロー系
初夏の庭に迎えたい「涼やかブルー系の花」<多年草・一年草・低木>
フレンチラベンダー(低木)
- 学名:Lavandula stoechas
- 科名・属名:シソ科ラベンダー属
- 開花期:5~8月ごろ
ウサギの耳に似た花穂が愛らしいフレンチラベンダー。数多いラベンダーの中でも耐暑性に優れ、日本の夏でも元気に育ちます。
※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
サルビア・ファリナセア(一年草扱いの多年草)
- 学名:Salvia farinacea
- 科名・属名:シソ科アキギリ属
- 開花期:5~10月ごろ
サルビア・ファリナセアは半年近く咲き続け、凛と立ち上がる青い花がスタイリッシュ。本来は多年草ですが、寒さがやや苦手なので一年草として扱われています。
※参考価格:200~300円前後(3号ポット苗)
アジサイ(低木)
- 学名:Hydrangea macrophylla
- 科名・属名:アジサイ科アジサイ属
- 開花期:6~9月ごろ
雨にしっとり濡れながら咲く姿が、梅雨時期の風物詩となっているアジサイ。日本原産で庭木として欠かせない存在です。
※参考価格:1000~2000円前後(5号ポット苗)
カンパニュラ(一年草または二年草)
- 学名:Campanula
- 科名・属名:キキョウ科ホタルブクロ属
- 開花期:5~7月
カンパニュラは長く伸びた茎に咲く釣り鐘形の花が特徴。咲き終わった花からこぼれ落ちた種で、翌年もまたカワイイ花を咲かせます。
※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
初夏の庭を爽やかに彩る「美しいブルー系の花」<多年草・一年草・低木>
エキウム(一年草/二年草/多年草)
- 学名:Echium vulgare
- 科名・属名:ムラサキ科エキウム属
- 開花期:4~7月ごろ
ツボミはピンクで咲き進むにつれてブルーに色が変わるエキウム。甘い蜜を求めて蝶や蜂がよく集まってきます。
※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
アガパンサス(多年草)
- 学名:Agapanthus
- 科名・属名:ヒガンバナ科ムラサキクンシラン属
- 開花期:5~8月
アガパンサスは長い茎の先端に咲く花が華やか。スッと立ち上がる姿が優雅で、大株に育つので庭の主役にピッタリです。
※参考価格:400~600円前後(3号ポット苗)
ルリマツリ(低木)
- 学名:Plumbago auriculata
- 科名・属名:イソマツ科ルリマツリ属
- 開花期:5~11月
ブルーの小花が房咲きして手まり状になるルリマツリ。半つる性の植物なので、フェンスなどにからめて咲かせるのがオススメです。
※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)
ブルー系の花が引き立つ!組み合わせたい花色はどんな色?
ブルー系✖ホワイト系
白い花:ユリ・ニチニチソウ・ガウラ・エリゲロン・ニーレンベルギアなど
青だけでも涼しげですが、白を合わせることでより上品で洗練された印象に。まさに夏ガーデンにピッタリなカラーコーディネートと言えるでしょう。
静けさを感じさせる青に純白の白が加わることで、清潔感があり落ち着きのある庭になります。
ブルー系×ピンク系
ピンクの花:バラ・インパチェンス・ダイアンサス・ペンタス・バーベナなど
青とピンクは波長が合う色彩で、冷たく見えがちな青い花を周囲のピンクがふんわりと包み込み、柔らかくロマンチックな風景を作り出します。
凛とした強さのある青と優しいピンクがうまく溶け合い、安定感のある穏やかな庭になるでしょう。
ブルー系✖イエロー系
黄色の花:カレンデュラ・ルドベキア・ジニア・マリーゴールド・ナスタチウムなど
青と黄色は「補色」といって、明度や彩度が対照的な関係にある色。補色の組み合わせはお互いに引き立て合い、躍動感や活気を感じさせます。
鮮やかなコントラストがインパクト抜群で、明るく快活な夏の庭を表現するのに効果的です。目立ちやすい黄色をやや控えめな分量にすると、バランスがよくなります。
「涼やかブルー系のお花」を迎えて、初夏の庭を爽やかに
夏の庭に涼やかな彩りを添えるブルー系の花をお迎えしてみませんか?清涼感のある色合いに、思わず暑さを忘れてしまいそうになるかもしれませんよ。
青い花で濃淡をつけたり、ほかの花色とコラボさせたりして、初夏の庭を爽やかに演出してみませんか。