中米両国、第2回海洋問題協議を開催

中米両国、第2回海洋問題協議を開催

 【新華社北京5月28日】中米両国は24日、第2回海洋問題協議をオンラインで開いた。中国外交部の洪亮(こう・りょう)国境・海洋事務司長と米国務省のマーク・ランバート中国調整官兼副次官補(東アジア・太平洋担当)が会議を主宰した。外交部が28日発表した。

 双方は、海上情勢と海洋関連の問題で意見を交換。対話と意思疎通を維持し、誤解と誤判断を避け、海上リスクを管理することで合意した。中国は、米国による中国周辺海域での権利侵害行為と挑発行為に深刻な懸念を表明した上で、米国に対し、中国の領土主権と海洋権益を確実に尊重し、中国と近隣国との海洋紛争への干渉、徒党を組んだ「海を利用した中国の抑え込み」をせず、地域の平和と安定を破壊しないよう促した。

 中国は、「一つの中国」原則は中米関係の政治的基礎であり、海洋に関わる双方の対話の重要な基礎でもあると強調。「台湾独立」は台湾海峡の平和と安定を破壊する最大の脅威だとし、米国に対し「台湾独立」勢力への支持、容認を直ちにやめ、「台湾独立」不支持の約束を履行するよう求めた。

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