カナダのナショナルタイトル奪還へマキロイ参戦 久常涼が出場

日本勢は久常涼が出場※撮影は「全米プロ」(撮影/田辺安啓(JJ))

◇米国男子◇RBCカナディアンオープン 事前情報◇ハミルトンG&CC (カナダ)◇7084yd(パー70)

120年の歴史を持つカナダのナショナルオープンが30日(木)に開幕する。オークデールG&CCで行われた昨年、ニック・テイラーが69年ぶりにカナダ勢として母国タイトルを獲得。ことしは実に1914年以来、実に110年ぶりの同国出身選手による“連覇”がかかる。

トロント近郊のハミルトンG&CCでの開催は2019年以来5年ぶり。同年大会を通算22アンダー、後続に7打差をつけて優勝したロリー・マキロイ(北アイルランド)は、コロナ禍での2年に渡る中止を経て、セントジョーンズG&CCでの22年大会まで2連覇を成し遂げた。昨年は9位で史上初の3連覇を逃した。

メジャー第3戦「全米オープン」(ノースカロライナ州パインハーストNo.2)を2週後に控え、156人のフルフィールドにはマキロイらトップ選手もエントリーした。マキロイとペアで団体戦「チューリッヒクラシック」を制したシェーン・ローリー(アイルランド)、「全米プロ」で優勝争いを演じたサヒス・ティーガラ、前週「チャールズ・シュワブチャレンジ」から2連勝がかかるデービス・ライリーも出場を決めた。

トミー・フリードウッド(イングランド)は昨年、4ホールに及んだプレーオフでテイラーに20mのイーグルパット(18番パー5)を決められて悲願のPGAツアー初勝利を逸した悔しさを忘れていない。

海外の強豪をコーリー・コナーズ、アダム・ハドウィン、テイラー・ペンドリスらが迎え撃つ格好。9月に米国選抜との対抗戦「ザ・プレジデンツカップ」(ロイヤルモントリオールGC)をホストする世界選抜のマイク・ウィア主将も選手として今大会を戦う。

日本勢はルーキーの久常涼が出場する。まずは2試合ぶりの決勝ラウンドを戦いたい。

<主な出場予定選手>
ニック・テイラー、ロリー・マキロイ、シェーン・ローリー、サム・バーンズ、アダム・スコット、コーリー・コナーズ、トム・キム、サヒス・ティーガラ、デービス・ライリー、トミー・フリートウッド、ニコライ・ホイゴー、久常涼

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