旅行のお土産、買うor買わない? もらって困ったエピソードも…「お守り」「虫の標本キーホルダー」

ゴールデンウィークなど、長期休みに旅行をするいう人は多いですが、旅の楽しみのひとつとして、訪れた場所でおみやげを買うという人も多いのではないでしょうか。

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シンガーソングライターの近藤夏子さんとラジオDJのタケモトコウジさんが担当するラジオ番組で、「お土産」についてメッセージを募集しました。

番組冒頭、まず話題にあがったのは「そもそもお土産を買うか・買わないか」というテーマ。パーソナリティーのタケモトさんは、毎回ではないものの購入するそうで、仕事で出かけたときにも家族にお土産を買って帰るといいます。

一方で、近藤さんは「お土産は買いません!」ときっぱり。「たとえば、『この日本酒をあの人に飲んでほしい』など、あげたい人がいる場合は買いますけど、家族とか職場に『みんなで食べてください』と箱でお菓子を買っていくということはしない」と話しました。

その理由は2つあるそう。1つめは、仕事やプライベートの旅行で地方に行くことが多いためキリがないということ。2つめは、みんなが全力で食べてくれたらいいけど残っていたら悲しい、ということ。2つめに挙げた理由については、タケモトさんも「1週間後とかにまだ残ってたら悲しいよな」と共感を示しました。

近藤さんと同じく“買わない派”のリスナーは多く、なかには、「お土産を選ぶのが下手な私は、職場に買って帰った食べ物がいつまでも残っていたのでお土産を買うのをやめました」という人もいました。

あるリスナーの家族間では、お土産にまつわる“暗黙のルール”があるのだそう。

それは、「家族へのお土産は不要」というもの。「家族へのお土産はお金の無駄づかい」とされているそうで、家族以外へのお土産しか購入しないのだとか。

ところが、この暗黙のルールにより“とある”出来事が。なんでも、「修学旅行で親からもらえたおこづかいは、家族へのお土産代を差し引いて、学校で決められた額より1000円少なかった思い出があります」とのこと。

ほかにも、修学旅行でのお土産に関するエピソードが届きました。高校時代の修学旅行で北海道を訪れたリスナーは、なんと「タラバガニ1杯」をお土産に買って帰ったそう。

「おこづかいとして、確か1万数千円をもらっていたのですが、道中の市場で売っていた大きめのタラバガニがちょうどおこづかいで買える金額だったので、迷わず購入し郵送にて家へ送りました。カモフラージュ用ではないですが、無難な白い恋人も購入し帰宅。帰宅後、カニのことは言わずにいたので郵便でかなりのサイズの荷物が届き、親が『何を買ったんだ?』と開けるとタラバガニが入っていて大笑い&大喜び。『高校生が修学旅行でタラバガニを買って帰るとは』と、未だに話題に上がります」

番組には、「もらって困ったお土産エピソード」も寄せられました。

いまから20年ほど前、シンガポールの昆虫博物館を訪れた親戚から本物の昆虫が入っているキーホルダーをもらったというリスナー。

メッセージには、「緑色に光る体をもつカミキリムシの標本で作られたキーホルダーだったのですが、僕は昆虫が大の苦手。手元に置いておくのもこわかったので、昆虫好きの友達にすぐにあげてしまいました」と、驚きの思い出がつづられていました。

このエピソードには、近藤さんも「うわあ、これは私も困るかも」と共感。「良かれと思ってプレゼントしたのかもしれませんが、好き嫌いが分かれるものはお土産にするのは避けたほうがいい」と話しました。

もらって困ったお土産として、「お守り」も話題にあがりました。20代のころ、「おばあちゃんくらい年上の職場の大先輩」から良縁のお守りをもらったことがあるというリスナー。

「お礼は言いましたが、そのころは『余計なお世話よ!』と思っていたため、どこかに置いてそのままにしていたらお守りもなくなり、良縁にも恵まれず……。今に至っております (笑)。大事にしないと駄目ですよね〜」

近藤さんも「お守りをお土産にするのは難しい」と感じたことがあるそう。島根県出身の近藤さんは、友人に出雲大社の良縁のお守りを買おうとしたことがあるものの、思いとどまったといいます。

その経験を踏まえ、「そもそも、自分で買うときも『たくさん持っていたら良くない』とか、返納するときのことを考えて買うのを迷うから、人に買うのは難しい。事前に本人に欲しいか確認してからのほうがいいと思う。お土産には責任を!」と訴えました。

※ラジオ関西『Clip月曜日』2024年5月6日放送回より

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