大阪府柏原市とMeta Osakaがメタバース・eスポーツで包括連携協定―地域活性化やウェルビーイング実現目指す

大阪府柏原市とMeta Osakaがメタバース・eスポーツで包括連携協定―地域活性化やウェルビーイング実現目指す

Meta Osakaは2024年5月28日、大阪府柏原市とメタバース・eスポーツを活用した包括的連携に関する協定を締結しました。

大阪市から約20kmの距離に位置する柏原市は、2016年から少子高齢化と人口減少対策として「まち・ひと・しごと創生柏原市人口ビジョン」および「柏原市まち・ひと・しごと創生総合戦略」を策定し、雇用拡大や子育て環境の向上に取り組んできました。また現在は、若年層の地域定着強化や関係人口の創出にも力を入れているといいます。

一方、Meta Osakaはメタバース関連技術を活用したオリジナルメタバースの開発や制作、広告代理店業務、コンサル業務、リアルイベントとメタバースを融合した「デジタルツイン」のイベント企画・運営を行っています。直近では、メタバース空間での観光地再現やプロモーションなど新たなPR事業を展開しています。

本協定は、柏原市とMeta Osakaが相互に連携を強化し、Meta Osakaの事業理念「大阪を世界一おもろい都市にする」と柏原市の地域ビジョン「選ばれるまち柏原」の実現を目指すものです。今後、定期的な協議を通じて具体的な実施内容を決定していくとのことです。

本協定の連携事項

柏原市では、メタバース空間での観光地再現や交通安全啓発、eスポーツイベントを通じたウェルビーイングの実現など、多岐にわたる取り組みを進めていくとのことです。

柏原市 冨宅正浩市長 コメント

柏原市の冨宅市長は、「Meta Osakaとの連携により、地域の活性化や市民サービスの向上が期待できる」とコメントしています。一方、Meta Osakaの毛利代表取締役は、「本協定が地域社会のデジタルトランスフォーメーションを推進し、持続可能な発展をもたらす重要な一歩」と述べています。

協定締結式は2024年5月28日に柏原市役所で行われ、両者の代表が出席しました。今後も両者は協力し、地域の持続的な発展を目指していきます。

Meta Osaka 代表取締役 毛利英昭氏 コメント

この度、大阪府柏原市と包括連携協定を締結できることを大変嬉しく思います。

本協定は、地域社会のデジタルトランスフォーメーションを推進し、持続可能な発展をもたらすための重要な一歩です。メタバースやeスポーツを活用することで、教育、福祉、観光振興に新しい価値を創出し、地域だけでなく社会全体に広範な影響を与えることが期待できます。

私たちは、メタバースを活用して子どもたちが夢や希望を持てる未来を創造するお手伝いをさせていただきます。また、自然と歴史が豊かな柏原をメタバースで再現し、子どもたちだけでなく、大人や高齢者も含めた多くの市民の皆様の課題解決に寄与できればと考えています。

本協定が世界のモデルケースとなるよう、柏原市の皆様とともに成長し、具現化していきたいと思います。

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