群馬県人口推計 桐生市が70年ぶりに人口10万人割れ

桐生市役所

今月1日時点の群馬県内の人口推計が発表され、このうち桐生市は、70年ぶりに人口が10万人の大台を割り込んだことが県のまとめで分かりました。

県が27日に発表した国勢調査に基づく人口推計によりますと、今月1日時点の県人口は189万1886人で前の月から431人増え、1年10カ月ぶりのプラスとなりましたが多くは外国人の留学や就労による転入だということです。

市町村別では、桐生市が190人減の9万9851人で、1954年以来、70年ぶりに10万人を下回りました。

桐生市は、1921年、大正10年に前橋・高崎に次いで県内3番目に市制を施行し、戦後一時期は県内で最も人口の多い都市となりましたが、1975年の13万4239人をピークに減少が続いていました。

荒木市長は、今月22日の定例会見で10万人を下回る見通しとなることを問われ、「現実として受け止め社会減・自然減に対応したい」と述べました。

桐生市は、2022年度の合計特殊出生率が0.95と12市中最低であることから市では、人口減対策として来月下旬に「女性・若者から選ばれる桐生市検討委員会」を立ち上げ、結婚・子育てなど具体的な施策についての提言をまとめることにしています。

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