卵がほぼないオムライス?! 日本の食料自給率の低さに高橋メアリージュンも驚き

生協の食材宅配「生活クラブ」の食料自給率向上を目指す取り組み「国内自給 まかない亭」。27日、東京家政学院にて出前授業を行い、女優・モデルの高橋メアリージュンが特別講師として登場した。

「国内自給 まかない亭」とは、日本の食用自給率について考え「共感(自分ごと化)」できる機会を創出するためのプロジェクト。農林水産省が発表した、令和4年度における日本のカロリーベースの食料自給率は38%。国内で消費される食品の多くを輸入に頼っている現状がある。

生活クラブ連合会の福住洋美理事は日本の食料自給率、農業人口の現状を解説。食料自給率が低いままだと、生産者・農地の減少、環境負荷の増大、輸入に頼りすぎると紛争や気候の変動などで食料が手に入りにくくなるという弊害を分かりやすく説明した。

WEB動画「国内自給 まかない亭」(https://www.youtube.com/watch?v=Ad0gJaSlSIk)は、日本の食料自給率に基づいた料理を提供する食堂「まかない亭」を舞台に、卵が少ししかないオムライスや、ネタが半分以下の寿司などの食品サンプルが登場。いかに輸入に頼っているのかを可視化出来る内容となっている。

高橋は、サステイナブルをコンセプトにしたブランドのファッションショー会場を訪れた際、マルシェで出会った規格外野菜を使ったスープの美味しさと、廃棄される現状に衝撃を受けたそう。その経験から農業への関心が高まり自ら規格外野菜のマルシェに参加したり、農業を学ぶために学校に行ったり、実際に農作業を行なっている。

オムライスの食品サンプルを見て「卵は国産のイメージがあったけれど、これではほぼチキンライスですよね。見える化すると分かりやすい」と驚いた様子。「こうした活動は難しいと思いがちだけど、食料や地球環境などは全部がつながっているし私たちに無関係ではないですよね。自分のためにやっているんだと楽しく、日々の買い物などで正しく選んでいってほしい」と生徒に呼びかけた。

▲東京家政学院の生徒たちも興味津々だった食品サンプル。味噌の原料となる大豆はほとんど輸入に頼っているため、味噌汁が透明になってしまう。

「生活クラブ」では、国内自給率アップのために、国内の生産家への資金面での還元や、畜産のエサの国産化など自給率を高める仕組みを続けている。

国内自給率98.8%のホットケーキミックスや、自給率97.1の餃子など安心して食べられて美味しく、未来のためにもなる品物も豊富に展開している。詳しくは「まかない亭」公式サイトをチェックしてほしい。

https://seikatsuclub.coop/100ex/makanaitei/

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