「オワタ」調味料ランキング!自宅に眠る「賞味期限切れ」1位は、たれつゆ&スパイス粉を大差で引き離す

アプリなどを運営する辛メーター株式会社が27日、全国の賞味期限切れ調味料についてのレポートを公開。集計された6269件の賞味期限切れ調味料のうち、最も多かったのは「中華調味料」(790件)であったことを発表した。

今回はキャンペーンとの連動で始まった企画。調査方法は「オワタ調味料 下取りキャンペーン」と題して、自宅に眠る賞味期限切れ調味料の写真を応募フォームに投稿することで、新商品の調味料と引き換えられるという内容で実施された。予定期間は2024年4月9日から23日間を予定していたが、予想上回るペースで応募が殺到。なんと開始から27時間後(4月10日)に受付が締め切られた。

集計された「オワタ」調味料の種類別ランキングは「中華調味料」が最も多く、次いで「たれつゆ」(531件)、「スパイス粉」(447件)という順位になった。1位になった中華調味料は中華料理には欠かせないオンリーワン調味料だが、それ故に使いどころも限られるという弱みがあると考えられる。たれつゆも同様で「鍋つゆ」「焼き肉のたれ」「うなぎのたれ」など、用途が限られている割に食卓の登場頻度が低いものが賞味期限切れに陥りやすい傾向があることが明らかになった。

また地域別の期限切れ調味料ランキングも併せて掲載。全国的には中華系調味料が期限切れ率トップも、四国だけたれつゆが一位。「四国は『うどん県』の香川を有していることが要因か?」と推察された。また応募数が少なかったのはごま油。全体、東海、近畿、四国で最も応募が少なく、「『ごま油さえかけておけば料理が何とかなる』といった汎用性の高さが要因なのかもしれません」と評価していた。

ちなみに応募の中で「最古のオワタ調味料」となったのは、賞味期限1997年9月4日の七味唐辛子で、応募者が8歳の頃のものとのこと。同社は「27年ものあいだ冷蔵庫の中で家族の成長を見守ってきていたのだと思うと、胸が熱くなります。もう食べない方が良いと思いますが」とコメントした。

(よろず~ニュース編集部)

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