男子バレー高橋藍の入団会見でサントリーGMが例えた”パワーワード”が大反響「1億? 2億?」「どんな家かは言っていない」

国内のバレーボールプレーヤーでは異例の金額に反響が止まない。

5月28日、来季から新たに始まるSVリーグのサントリー・サンバーズに移籍することが決まったバレーボール男子日本代表の高橋藍が都内で入団会見に出席。イタリア・セリエAでも慣れ親しんだ背番号「12」のユニホームをお披露目し、新リーグへの意気込みを語った。

昨秋にパリ五輪予選を兼ねたW杯バレーで、日本の五輪切符獲得に大きく貢献した男が国内復帰を決めた。高橋は「3年間イタリアで挑戦してきました。すごく成長できたことを実感します。日本でのプレーを選んだのは新たな環境で身を置き、バレーボール選手としてさらに進化するためです」と、移籍理由を説明。「兄がいるということで、背中も押された」と明かし、同チームに所属する兄・塁と一緒に「日本一、世界一を目指したい」と言葉に力を込めた。

甘い端正なマスクで人気を博す高橋は実力も兼ね備える。世界最高峰リーグに所属するモンツァで準優勝に貢献するなど、技術的にも精神的にも今季は大きく飛躍。日本代表の主将である石川祐希(イタリア・ペルージャ)とともに、今や日本男子バレーのスター選手として大きな注目を浴びている。

サントリーの栗原圭介GMは「彼のような世界で活躍する人材の獲得がクラブの世界一に必要」だと高く評価。熱烈にオファーすると、見事に22歳のハートを射止めた。

気になる契約内容は単年契約。契約金や年俸は非公表も、同GMは「バレーボール選手という職業に夢をもってもらえるオファー」と断言。「東京では難しいかもしれないが、家が2つ買える」と話し、プロ野球やJリーグ、バスケのBリーグなど国内のプロスポーツにも引けを取らない破格な金額だと豪語した。
栗原GMが例えた「家が2つ買える」というパワーワードにSNS上は即座に反応。「家2つということは、1億?2億?」「高額契約できた事は喜ばしい事」「どんな家かまでは言っていないから、GMうまくかわしたなw」「バレーボールもプロ選手を目指せるスポーツになってほしいな」など、驚愕と期待のコメントが相次いでいる。

晴れてサントリーの一員となる高橋は日本代表として、6月4日から世界のトップ16によるバレーボール最強国決定戦「ネーションズリーグ(VNL)」の福岡大会に参戦。主将の石川も合流し、いよいよベストメンバーで世界の強豪国に挑む。

構成●THE DIGEST編集部

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