元FC東京のブラジル人FWムリキが現役引退…広州恒大ではACL優勝の立役者に

かつてFC東京に在籍したブラジル人FWムリキが自身の公式weiboにて、現役を引退することを発表した。

1986年6月16日生まれのムリキは現在37歳。母国マドゥレイラでプロキャリアを始めると、ヴァスコ・ダ・ガマやアトレチコ・ミネイロ、アル・サッド(カタール)など国内外の複数クラブに在籍。2016シーズンにはFC東京でプレーし、公式戦20試合出場・4得点3アシストをマークした。

またプロキャリアにおいて、半分近くを過ごしたのが中国だった。とりわけ、2010年から2014年までの4年間と、2017年からの半年間在籍した広州恒大では、クラブ公式戦通算131試合に出場し39得点24アシストを記録。AFCチャンピオンズリーグや国内リーグのタイトル獲得に貢献した他、2011年にはリーグ得点王ならびに年間最優選手賞を受賞していた。

今年2月に母国ブラジルのジョインヴィレECを退団してからは、無所属が続いていたムリキ。28日に自身の公式weiboを更新し、同日付で現役を引退することを発表した。

「20年前にプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせ、今日5月28日に選手としてのキャリアを終える。僕がプレーしたすべてのクラブ、特に10年以上にわたって人生で最高の時間を過ごした中国の人々に感謝したい。新たな旅立ちを楽しみにしている」

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