とろサーモン・久保田&ウエストランド・井口が“本音”で斬り込むこの先「テレビ業界に激震が走る可能性があります」『耳の穴かっぽじって聞け!』

By TV LIFE

“毒舌M-1王者”とろサーモン・久保田かずのぶ&ウエストランド・井口浩之のコンビが本音で斬り込む赤裸々音声バラエティ『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日 毎週火曜 深夜2時34分~2時54分)。「文は人なり」をコンセプトに、芸人やタレントなどあらゆる人が書いた文章を音声化し、悩みや葛藤、怒りなど、その生々しい本音を送る。

今回は同番組でMCを務める久保田さんと井口さんにインタビューを敢行。“解散した芸人シリーズ”をはじめ、毎回放送後にSNSやネットニュースをにぎわせている同番組だが、“音声”ならでは魅力や印象に残っているゲスト、今後の見どころなどを聞きました。


◆この番組が始まると聞いた時の心境は?

井口:レギュラー番組が始まるということも、久保田さんと一緒にやれるということもうれしかったです。ただ、地上波だと思ってウキウキしていたのですがよくよく話を聞いたら配信番組のようなニュアンスだったので、頑張って地上波に昇格したいなと(笑)。

久保田:早く出世しよう。あと、僕も井口さんとだったら本音で飾らず話せそうでいいなと思いました。相方同士もキャンプ好きっていう共通点があるし。ただ、僕のところの相方がいま山に行っていて、もう20日間ぐらい連絡が取れてないのでそこは心配ですね(笑)。

井口:えっ?(笑)。でも、久保田さんとは2人でトークライブをやって、YouTube番組をやって…とずっといい流れがあるんですよ。あと、“我々はM-1チャンピオンなんだ”というのを常に言っていきたいです。

久保田:忘れられがちですから。Aマッソとかは特に忘れてる(笑)。

井口:そうですね。この番組を通してそういう人たちを見返していきたいです(笑)。

◆人々の本音を“音声で聞く”というところにどういう魅力を感じますか?

久保田:スタッフさんはいいように言っているのですが、僕のニュアンスでお伝えしていいですか? 仕事で地方に行き、ホテルに泊まり、自分の部屋に向かっている時にいやらしい声が聞こえてきたら足を止めますよね? そんな感じです。

井口:ははは! 確かにそういう感じかもしれません(笑)。

久保田:聞いたらいけないものを聞いている背徳感というか。

井口:それはありますね。当初は「あいつらがただ悪口言うだけの番組だろ」とも言われていたのですが、なんなら僕らの方が引いてますから(笑)。初回の元ゾフィー・上田(航平)さんからそうでしたけど、思っていたよりヘビーなものも来るので。文章にすることで気持ちを整理できたり、顔を出すより本音を言いやすいのかな。

◆放送が始まり、周囲からどのような反響が寄せられていますか?

井口:やはり芸人仲間は結構見てくれていますね。ただ、この番組を今後広げていくとなったときに芸人やお笑いファンの方以外で誰が見てくれるんだろうと(笑)。実はお笑いの話だけでなく他の部分と通じることもあるので、お笑いに興味がない方にも一度見て見ていただきたいです。

久保田:はい。今後はジャンル問わず、俳優さんとか声優さんとか子役の子とか…とにかく悩んでるやつ全員来いという感じで。

井口:確かに(笑)。どんどん駆け込んできていただきたいですし、幅を広げていけたらいいなと思っています。

『耳の穴かっぽじって聞け!』久保田かずのぶ ©テレビ朝日

◆毎回登場するゲストの方々はお2人の意向もあるのでしょうか?

井口:僕らからも気になる方を挙げさせていただいて、都度スタッフさんが当たってくれています。なので勝手に決められたり、全く興味がない方が来るということはないですね。僕らの場合、そういう方が来られたら極端に顔に出てしまいそうですし(笑)。

久保田:はい。例えば、何か収録している時に「すごくきれいになれる美容品です」と言われて品物を出されても、自分に合わなかったら「合わへんやん」って顔ができるタイプなので(笑)。いや、どこか他の番組のことを言っているわけじゃないですよ!

◆今後、本音を聞いてみたい方を挙げていただくと…?

井口:僕は子役の子の本音を聞いてみたいです。大人ではなく、子供だからこその本音というのも面白そうなので。

久保田:確かに。でも芸能界って、「この人何者?」と思うような方が常に存在するんですよね。つまり叶姉妹です。僕は叶姉妹の本音が聞きたいです。

井口:久保田さんは「バラバラ大作戦」の会見の時から「叶姉妹の4時間相撲大会」という企画案を出していましたから。いつかはあるかもしれないですね(笑)。

◆それでは、これまでの放送で印象に残っている回は?

井口:僕は兼光(タカシ)さんの回ですかね。収録中に急きょ電話をかけて出ていただいたりもしたので。本当にいろいろ話してくださって、お笑いファンのみならず、誰かしらを応援している方には何か伝わるものがあったんじゃないかなと。解散を告げられた側、炎上していない側の気持ちって意外と流されがちなので、「一緒にまた漫才やってくださいって言葉がつらい」とか、この回を見て初めて知るようなことも多かったんじゃないかなと思います。

久保田:そっち側にフォーカスが当たることってあまりないからね。

井口:あと、個人的には街裏ぴんくさんの回が…。

久保田:ですね。これが放送されたら結構炎上すると思います(笑)。
(※取材時は放送前)

井口:いやいや、まさかあんな展開が待っているとは思わないから! 本当にすてきな奥さまで、ぴんくさん宛のお手紙もすごく良かったのですが、感動で泣いている久保田さんを横目に僕は別の意味でも涙を流しました(笑)。

久保田:ははは(笑)。でも、僕も兼光さんの回と、ぴんくさんの回は本当に良かったなと。芸人ならではの泥くささといいますか、支えて支えられて…っていう。“芸人ってみんなこれやねんで”というのを感じていただけていたらいいなと思います。

『耳の穴かっぽじって聞け!』井口浩之 ©テレビ朝日

◆今後番組を通してやってみたいことは?

井口:ちらっと“お客さんを集める”っていう話はしたことがあって。でも、今のところ誰が見て誰が聞いてくださっているかが全く分からないので、集める怖さもあるんですよ(笑)。

久保田:もしそれがかなった場合、オードリーが東京ドームなら僕らはもう川っぺりの空き地とかでいいかなと。

井口:杭だけ打って場所作って、そこに黒ずくめの皆さんが…みたいな感じで(笑)。でも、いつかはそういうこともやってみたいなと思います。

◆最後に、今後の見どころのアピールをお願いします。

井口:収録スケジュールを見る限りすごい方が登場されます。これは7月の頭ぐらいにテレビ業界に激震が走る可能性がありますね。

久保田:予言者みたいになってるやん(笑)。

井口:あと、近いところだと濱田祐太郎君の回も良かったなと。今までとは違ったテイストの本音をお届けしているので。

久保田:確かに。ただ、僕としてもやはり7月の頭(放送回)ぐらいですね。ここに光が当たった時に皆さんがどういう反応をするのか…。

井口:正直まだその回の収録はしていないのでその人の本音も聞いていないのですが、とんでもないことになる気がします。

久保田:全国って47都道府県だと思うんですけど、「えっ、48県目あったの!?」くらいの衝撃が走るんじゃないかな(笑)。

井口:黄金郷がね(笑)。でも、本当にいろいろな方が協力してくださって本音を届けてくれていますし、お笑い以外の分野にも通ずるところがあるので、お笑いに興味がない方にもぜひ見ていただきたいです。あと、とにかくTVerでたくさん見て、お気に入り登録をしてください(笑)。

久保田:本当にガッと集中して見るとかそんなんではなく、タバコを吸いながらでも、なんならうんこをしながらでも見て聞いて楽しめる番組だと思うので、ぜひフラットにチェックしていただけたらうれしいです。

『耳の穴かっぽじって聞け!』左から)井口浩之、久保田かずのぶ ©テレビ朝日

PROFILE

久保田かずのぶ(とろサーモン)
●くぼた・かずのぶ…1979年9月29日生まれ。宮崎県出身。O型。

井口浩之(ウエストランド)
●いぐち・ひろゆき…1983年5月6日生まれ。岡山県出身。B型。

番組情報

『耳の穴かっぽじって聞け!』
テレビ朝日 ※関東ローカル
毎週火曜 深夜2時34分~2時54分
※ABEMA、TVerで無料配信。聴くテレ朝(Spotify)でMCラジオも配信中。
TELASAではこれまでの放送回も見逃し配信中。

番組公式X:https://twitter.com/miminoana_tv

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