名古屋駅で雨漏り 小学校は早期下校 東海3県は各地で激しい雨

メ~テレ(名古屋テレビ)

東海3県は28日、各地で激しい雨になりました。小学校や交通機関などでは大雨への対応に追われました。

大雨による災害の危険度が高まる、東海地方。 「愛知県・岐阜県・静岡県には、28日の午後に線状降水帯が発生して、大雨災害発生の危険度が急激に高まる可能性があります。十分に警戒していただきたいと思います」(名古屋地方気象台) 28日朝、名古屋地方気象台や中部地方整備局は合同で会見を開き、線状降水帯への注意を呼びかけました。 尾鷲市では昼ごろから雨が激しくなり、たたきつけるように降り始めました。 尾鷲市では「土のう」を準備し、必要な世帯に配る取り組みを行っています。 「全部で1000個は用意している。家の前で、水害が起きそうなところに置いていただく。市民の方なら誰でも取りに来て大丈夫です」(尾鷲市の担当者)

観光地で大雨の影響も

岐阜県では岐阜市や下呂市、高山市などに大雨警報が出ました。 観光地を激しい雨が襲いました。 土産物店の人 「観光客はぼちぼち。早く閉める店もあると思う」 岐阜市では船頭らが鵜飼の船が雨で流されないように作業を行っていました。

小学校では下校時間を早める対応

愛知県豊橋市では、去年もこの時期に大雨が降り、大きな被害をもたらしました。 去年6月、愛知県東部に「線状降水帯」が発生。広い範囲で道路の冠水などが起きました。 午後1時すぎ、豊橋市内の小学校では雨に備えて、早めに下校する児童の姿がみられました。 小学校では27日の時点で、下校時間を早めることを考えていました。 「(子どもたちは)登校するときから、大雨で登下校がどうなるかという不安な声はあったと聞いている」(豊橋市立八町小学校 山岡良介 教頭) 迎えにきた保護者も「去年のことがあるので心配。安全に付き添って帰りたい」と話していました。

JR名古屋駅では雨漏りも

名古屋市内も昼ごろから、雨が強くなりました。市内を走行する車のフロントガラスには時折、前が見えないほどの大粒の雨が。 名古屋駅の利用者からは、交通への影響を心配する声も聞かれました。 また、駅の構内では東海道新幹線の改札の一部が雨漏りし、駅員らが対応にあたりました。 雨漏りによる目立った混乱などはなかったということです。 東海地方では、このあと28日夜にかけて、川の増水や土砂災害などに注意が必要です。

© メ~テレ(名古屋テレビ)