「虎に翼」第43回・死期を悟った直言が心中を打ち明ける

激動の昭和時代、日本で初めての女性弁護士となったヒロインが、さまざまな壁にぶつかりながらも法曹の世界で奮闘する姿を描く連続テレビ小説『虎に翼』(NHK朝ドラ)。第43回(5月29日放送)では、死期を悟った直言が真情を吐露する。

父・直言(岡部たかし)と向き合う寅子(伊藤沙莉)(C)NHK

ヒロイン・寅子(伊藤沙莉)の父・直言(岡部たかし)が栄養失調と肺炎でもう長くはないと診断される。直言が夫・優三(仲野太賀)の死を隠していたことを知った寅子はその事実を受け止め切れず、母・はる(石田ゆり子)や弟・直明(三山凌輝)も声がかけられないでいた。

それから直言はみるみる衰弱していく。自分が長くないと悟った直言は家族を枕元に集めるが、寅子の義姉・花江(森田望智)は直言の身勝手な言葉に怒りを露わにする。そして、寅子に直言に対してきちんと怒って向き合ってほしいと頼み・・・。

本作は、戦前戦後に女性法律家の草分けとして足跡を残した三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、日本初の女性弁護士でのちに裁判官となる一人の女性が、困難な時代のなかで仲間とともに道なき道を切り開いていく物語。

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