洋上風力発電事業の人材育成担う訓練センター「風と海の学校あきた」開所式 秋田・男鹿市

秋田朝日放送

洋上風力発電事業の人材育成を担う訓練センターの開所式が秋田・男鹿市で28日に開かれました。若者の雇用拡大が期待されています。

男鹿市の「風と海の学校あきた」は日本郵船と日本海洋事業が開設し先月から運営されています。28日、開所式が行われ関係者らが出席しました。
船員や風車技師の訓練ができる洋上風力発電の総合訓練センターは、男鹿海洋高校の校舎と旧船川南小学校の一部を使って訓練が行われます。基本的な知識だけでなく実際に使える技術を身に付けられます。
男鹿海洋高校のプールを利用した船員向け訓練は、救命いかだやサバイバルグッズを実際に使って遭難した時の生存術を学べるほか、波の上から風車へ移る技術とコツを習得できます。
施設の目玉・操船シミュレータは、180度のリアルな映像や音によってより実践的な環境を体験することが出来ます。
先月の開所以来、県外からも多くの訓練生が男鹿を訪れています。日本郵船の曽我社長は地域貢献への手ごたえを感じています。

【日本郵船・曽我貴也社長】
「男鹿のトレーニングセンターで学んだことがすごくよかったから次の免許更新の時には男鹿にまた来ようと思ってもらえるようなセンターでありたい」

洋上風力発電に関わる人材育成だけでなく人や情報が集まる拠点としての期待が高まっています。

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