東京V戦に臨むソシエダの久保建英、生で見て欲しいのは「僕らのサッカースタイル」

東京V戦に向けコメントした久保建英[写真:©超ワールドサッカー]

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英が、東京ヴェルディとの一戦に対する思いを語った。

25日にラ・リーガ最終節を終え、「レアル・ソシエダ JAPAN TOUR 2024」としてすぐに日本へやってきたソシエダ一同。29日に国立競技場で行われる東京Vとの一戦で今シーズンを締めくくる。

ユーロ2024を控えるため、多くの主力が不在となったなか、チームの一員として日本に帰国した久保は28日の前日練習を前に取材対応。まずは「とりあえず長いシーズンを終えたことはポジティブに捉えようかなと思います」とこの1年を振り返った。

また、シーズン終盤はスタメンから外れることも多かったが、コンディション的には「今は全く問題ない」。ベンチスタートの理由はさまざまな兼ね合いがあると話した。

「そういう(コンディションが悪い)試合もありましたけど、コンディションが良い試合もあったんで、そこはローテーションとかいろいろあるので、僕がどうかの問題ではないと思います」

29日の国立競技場には多くの観客が訪れる見込み。注目してほしい点について久保は「まずは普段画面越しで見ている人がほとんどだと思う僕らのスタイル」と語っている。

「よく代表でも僕たちのサッカーみたいなことを言ったりしますけど、ちゃんと普段から僕らの試合を見ている人にはわかるサッカースタイルがあると思うので、それを生で見られる良い機会だと思います」

「多分4万人くらい入るっていう話も聞いているので、たくさんの人に僕らのサッカーのやり方というか、ビルドアップの部分だったり(を見て欲しい)。特に、真ん中の選手がキーになってくるサッカーなので」

「今回はケガ、ユーロ含めて来ていない選手もいますけど、彼らの代わりになる選手も実力的には申し分ない選手たちばかりだと思うので、彼らの、特に真ん中の選手のプレーに注目して見てもらえたらなと思います」

「あまり個人でどういうプレーを見せたいっていうのは今回の試合に限っては思ってなくて、チームとして素敵なというか、ボールを保持して、試合を支配していくようなスタイルで、いつも通りのサッカーができればみんな喜んでくれるんじゃないかなと思います」

さらに、対戦相手の東京Vについても言及。明治安田J1リーグへ昇格した今シーズンの状態はあまり頭にないという。

「(試合は見たか?)さすがに試合終わってから次の日(日本へ)飛んでいるので、そんな時間はなかったですね」

「今季に関してはJリーグをあまり追えていないので、ヴェルディの印象はないんですけど、個人的に去年の東京ダービーかな?を見ているので、だいたいどんな感じかなっていうのはわかっているつもりではあります」

東京Vはかつて所属したFC東京のライバルクラブでもあるが、対戦するにあたり特別な思いはないとのこと。いつも通りチームのためのプレーを心がけるようだ。

「僕はそんなに熱い気持ちがあるわけじゃないので…難しいですね。FC東京にはすごいお世話になったし、FC東京は好きですけど、だからといって相手のチームをどうしてやろうっていう気持ちは僕はあまりサッカーに関しては持ってプレーしていないつもりなので」

「あくまでも今自分のいるチームが一番だと思うので、そのチームのためにサッカーできればいいかなと。そういうスタンスで僕は思っています」

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