生活クラブ「国内自給 まかない亭」出前授業に、高橋メアリージュンさんが登場!

生活クラブは、農林水産省発表の日本の食料自給率がわずか38%であり、多くを輸入に頼っていることを受け、多くの人たちが食料自給率について「共感(自分ごと化)」できる機会を創出すべく「国内自給 まかない亭」プロジェクトをスタートしました。SDGsをテーマとした探究活動を実施の東京家政学院中学校・高等学校と共同で生活クラブの出前授業を開催し、俳優の高橋メアリージュンさんが特別講師として登場しました。

国内自給 まかない亭とは

「食料自給率」とは、日本国内に供給された食料のうち何割が国内で生産されたものかを示す指標のことで、日本の食料自給率は長期的に低下を続けています。

このような背景を踏まえ、生活クラブでは「食料自給率」向上をめざす取組みの一環として、食料自給率38%を反映してつくった料理を提供するちょっと変わった食堂「国内自給 まかない亭」を企画しました。食料自給率の危機感をビジュアルによるインパクトと、データによるファクトインパクトの2軸から訴求します。

5月27日から公開された特設サイトでは、餃子やピザなどの「国内の自給率」をビジュアル化したメニュー9品をCGで立体的に楽しめ、不完全な状態の餃子定食やオムライスに一般のお客様がリアルに驚く姿を収めたウェブ動画も公開しています。

高橋メアリージュンさんが登場

東京家政学院中学・高校で行われた生活クラブ「国内自給まかない亭」出前授業に、特別講師として登場した高橋メアリージュンさん。普段からオーガニック・サステイナブル・SDGsの行動を日々実践しているということで、同高校の1年生80人を前に、現在の取り組みなどを話してくれました。

農作業をやるきっかけになったのは、とあるサスティナブルなブランドのファッションショー会場での規格外野菜のマルシェ。大きかったり小さかったりおいしいのに形が違うだけで廃棄される野菜に衝撃を受けたことから、農業への関心が高まり、農業活動を始めたとのこと。

できることからはじめよう

公開されたばかりの動画に出てきた食料自給率を見える化したメニューサンプルに「こうやって見える化すると分かりやすい」と驚いた様子で話し、「SDGsなどの活動って難しいと思いがちだけど、食料や地球環境などは全部がつながっているし私たちに無関係ではなく、全部自分に返ってくる。日々の買い物でも国産のものを選ぶなどしてできることから継続してやっていきたい。」と決意を語ってくれました。

最後に参加の生徒らと記念撮影や実際にお話しする場もあり、盛り上がりました。

考えられる未来として、気候問題や紛争などで海外からの輸入が止まってしまうと、それまで輸入に頼っていた食材は食べられなくなってしまいます。また国内の生産者が減少することで産業そのものが衰退してしまいます。

それにより農地も減り、豚や鶏などが食べる飼料までもが輸入に頼らなくてはならない悪循環がすでに発生しつつある現状を目の当たりにするイベントでした。

私たちもできることからはじめましょう。

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