【黒部峡谷鉄道】「鐘釣橋」の損傷の大きさから年内の全線開通を断念

黒部峡谷鉄道は、「鐘釣橋」の復旧計画について見直しを発表した。

令和6年能登半島地震での東鐘釣山落石被害により「鐘釣橋」復旧について、当初は「10月1日頃の全線開通を目指す」としていたが、雪解け以降、詳細な現地調査を行ったところ、東鐘釣山斜面等の損傷が想定以上に大きいことが判明したという。そのため、落石防止対策等の復旧工事が当初の見込み以上に時間を要することなどから、2024年シーズンは全線開通を断念することになったという。

このことを受け、富山県が2024年度中に一般開放の開始を目指していた「黒部宇奈月キャニオンルート」についても、同年中の開始を断念し、2025年以降へ延期を発表している。

※画像は黒部峡谷トロッコ電車※

© MEDIA TRAFFIC