梅雨を乗り切るガーデニングのコツも教えます!
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梅雨の季節に咲く花と言えば、多くの方が思いつくのがアジサイではないでしょうか。長雨にも負けず、美しくも豪華な花を咲かせる様子は圧巻です。
とはいえ、多くの草花にとって梅雨の長雨は歓迎するものではありません。長雨は根腐れ、病気の発生、日照不足など、さまざまな問題を引き起こします。
そこで今回は梅雨を乗り切るコツ、梅雨に開花する美しい植物を参考価格などの情報とともに紹介します。さっそくみていきましょう。
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この記事で紹介する「梅雨に美しい花を咲かせる植物<多年草・低木・高木>」
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- クチナシ(常緑低木)
- ヘメロカリス(多年草)
- アマリリス(多年草)
- アスチルベ(多年草)
- ヤマボウシ(高木)
梅雨を乗り切るガーデニングのコツ
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梅雨は、カビを原因とした病気が発生しやすくなるシーズンです。黒点病や斑点病、炭疽病、立枯病などは梅雨に発生しやすく、病気によっては雨粒を媒介して広がることもあります。
雨に当たらないようにすることで被害が防ぎやすくなるので、雨が続くようになったら、軒下に移動させて管理をしましょう。病気予防や発生初期に薬剤を使用することも効果的です。
また、株元の葉が密に茂り、蒸れやすい植物などは梅雨前に切り戻しをしておきましょう。ペチュニアやカリブラコアなどは、梅雨前に半分程度に切り戻して、風通しをよくします。
梅雨を乗り切るためには、基本的には多湿と蒸れを避け、風通しをよくすることです。このことを念頭において世話を続けましょう。
次では、梅雨に開花する美しい花々を紹介します!お気に入りを見つけて、ぜひ今年の梅雨ガーデンにお迎えしてみてくださいね。
【アジサイ以外で選んでみました】梅雨に美しい花を咲かせる<多年草・低木>
クチナシ(常緑低木)
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- 学名:Gardenia jasminoides
- 科名・属名:アカネ科クチナシ属
クチナシは梅雨に開花する常緑低木。三大香木のひとつにも数えられ、芳香と美しいホワイトの花弁が初夏の雰囲気を感じさせる植物です。
柔らかな花弁は長雨で傷む場合もあるので、鉢植えにして軒下に移動させて育てるとよいでしょう。夏の強い直射日光に弱く、傷むと花弁が茶色に変色します。
※参考価格:1000円前後(4号ポット苗)
ヘメロカリス(多年草)
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- 学名:Hemerocallis
- 科名・属名:ツルボラン科ワスレグサ属
ヘメロカリスは梅雨ガーデンの彩りに欠かせない多年草。レッドやオレンジ、ピンクなどのカラフルな花が咲き、植えっぱなしでも育てやすい植物です。
花自体は1日しか持ちませんが、次々に開花します。開花中は華やかな雰囲気を長く楽しめますが、花が多い分、花ガラ摘みはこまめにおこないましょう。
※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)
アマリリス(多年草)
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- 学名:Hippeastrum
- 科名・属名:ヒガンバナ科アマリリス属
パッと目を引く夏らしい花が特徴のアマリリス。スッと伸びた茎の先端に、レッドやピンクの花が咲く姿が印象的です。
鉢植えでも育てられますが、乾燥を嫌うため、土の管理には注意が必要です。梅雨の時期は軒下に移動して育てましょう。
※参考価格:1000円前後(4号鉢)
【アジサイ以外で選んでみました】梅雨ガーデンの主役候補にしたい<多年草・高木>
アスチルベ(多年草)
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- 学名:Astilbe
- 科名・属名:ユキノシタ科チダケサシ属
アスチルベは梅雨時期に開花する落葉性の多年草(宿根草)です。ふんわりとした花穂は長雨のなかでも美しく咲き、梅雨ガーデンをオシャレに彩ります。
切り花でも人気で、ドライフラワーで販売されていることもあります。夏の高温多湿が苦手なので、梅雨のあとは日陰など涼しい場所で管理をしましょう。
※参考価格:500~1000円前後(3号ポット苗)
ヤマボウシ(高木)
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- 学名:Cornus kousa
- 科名・属名:ミズキ科サンシュユ属
ヤマボウシは梅雨に花が咲く落葉樹です。ホワイトの花(総苞片)が大変爽やかで、雨にぬれた姿も風情があります。
葉と枝のバランスがよく、自然樹形が美しいので剪定はほとんど必要ありません。高木に分類されますが、鉢植えにして適度な剪定をおこなえば、コンパクトに育てることもできます。
※参考価格:1000円前後(3号ポット苗、樹高約30センチ)
まとめにかえて
今回は梅雨に美しい花を咲かせる植物、梅雨を乗り切るコツを紹介しました。
雨降りの日は戸外に出ることが少なくなり、植物のお世話が滞りがちです。何日かぶりに庭に出てみると、軒下に避難させた鉢植えの土が乾燥してしまったり、病害虫が発生していることもあります。
長雨が続くときは、1日おきにでも庭に出て、植物の様子を観察することをおすすめします。