久保と東京Vの所縁 スクール時代「覚えていない」…古巣の宿敵も「熱い気持ちがあるわけでは」

ソシエダでプレーする久保建英【写真:城福達也】

久保在籍のソシエダはプレシーズンマッチでヴェルディと対戦

スペイン1部レアル・ソシエダは5月29日に行われる「JAPAN TOUR 2024」の東京ヴェルディ戦に向け、千葉県内で前日練習を公開した。対戦相手の東京Vについては「スクールにいたことがありますけど、僕自身覚えていないくらい昔の話」と言及。古巣FC東京の宿敵との一戦となるが「僕は熱い気持ちがあるわけではないので、どうしてやろうという気持ちを持ってプレーすることはない」と淡々と答えている。

久保は今季公式戦7ゴール5アシストを記録し、中心選手として活躍。チームは今季リーグ戦を6位で終え、10年ぶりとなるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でベスト16入りを遂げた。シーズン終了後の来日メンバー発表では、GKアレックス・レミロ、DFロビン・ル・ノルマン、MFマルティン・スビメンディ、MFミケル・メリーノ、FWミケル・オヤルサバルら主力勢は招集外となった一方、久保は名を連ねた。

今月27日に来日し、28日に公開練習を行ったなか、久保が囲み取材に対応。対戦相手となる東京Vについては「今季はJリーグを観られていないので、ヴェルディの印象は特にないですが、個人的に昨年の東京ダービー(FC東京vs東京V)は観ていたので、こんな感じかなと分かっているつもりではいる」と語った。幼い頃にヴェルディのスクールに所属していた所縁を持つが、「スクールにいたことがありますけど、僕自身覚えていないくらい昔の話」と振り返った。

2016年から3年間にわたってFC東京に在籍しており、ヴェルディは古巣の宿敵にあたる存在も、「僕は熱い気持ちがあるわけではないので、FC東京にはお世話になったし好きだけれど、だからといって(ヴェルディに)どうしてやろうという気持ちを持ってプレーすることはない」と淡々と回答。日本での試合については「普段画面越しで観ている方々がほとんどかと思う僕らのスタイルを、生で観られるいい機会かと思う」とコメントした。(城福達也 / Tatsuya Jofuku)

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