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4人組ボーカル&ラップグループ・WOLF HOWL HARMONYが「青春」をコンセプトとした楽曲を三作連続リリースする。
彼らが伝えたいことは「生涯青春」。
コンセプトへの熱い思いをたっぷりと語ってもらったほか、三部作の第一弾となる『Pink Flash Lights』の魅力に迫っていく。
ファンのみなさんとも一緒に青春がしたい
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――まずは今回の三部作のコンセプトについてお聞かせいただけますか?
RYOJI 僕らは寮生活をしていたり、4人での関係性だったりを生配信などでありのままを発信したことで、僕たちを好きになってくださった方々が、よく「本当に家族みたいだね」とか「兄弟みたいだね」ということを言ってくださっていて。その4人の関係値は僕らにとっても武器だな、と思っています。
LOVERED(WOLF HOWL HARMONYのファンネーム)のみなさんも、僕たちがわちゃわちゃしていたりするのを喜んでくださっているので、だったら僕たちがオーディションで出会った4人だけど、もともと幼なじみだったらどうなるんだろうね、というところから話しが広がっていきました。
――そんな4人の青春、というところなんですね。
RYOJI 僕たちはほかのiCON Zのグループの中でも年齢が高めなグループではあるんですけど、いくつになっても青春はしてもいいと思うし、何歳だから青春ができない、ということは全く関係なくて。僕たち自身も今、青春真っただ中ですし、ひとつの夢に向かって青春をしている、と思っています。
それに、LOVEREDのみなさんとも青春をしたくて。いろんな世代の方から応援していただいてるんですけど、年齢は一切関係なく、一緒に青春をしましょう、ということを伝えたいというところから、今回の三部作の楽曲にいたります。
――アイディアとしては、わりとみなさん発信なんですか?
RYOJI 制作チームのDARUMAさんやChaki Zuluさん、T.Kuraさんだったり、チーム全体でいつも活動させていただいてるので、今回三部作を掲げたときにどうやっていくかをまとめる会があったんですけど、Chaki Zuluさんが「もしみんなが幼なじみだったら、ってしたら、分かりやすいんじゃない?」ってジャストアイディアで言ってくださったんです。
僕たち自身もLOVEREDのみなさんに家族みたいだと言われている自覚があったので、幼なじみだとしたら、分かりやすい発信ができるな、と。
今でも学生のころのようにふざけ合ってる?
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――4人が幼なじみ、ってなんだか想像が膨らみそうですね。
RYOJI 膨らみますよね。一緒にランドセルを背負ってる……まではちょっとできないかもしれないですけど、制服を着てみたりしたらおもしろいな、と思ったし。
GHEE 確かに(笑)。
RYOJI 教室の一角で「ふざけんなよー」と「GHEEちゃんうるさい」って言ったり。
GHEE 雑巾投げたり、ほうきで野球をしたりとか(笑)。
RYOJI 放課後にふざけているとか走り回ってるとか、すごく僕らはイメージしやすいなって思っています。
――今聞いただけでも高校の教室が思い浮かびます(笑)。
GHEE 今もやってるから(笑)。
RYOJI うん、今でもそんな感じの青春をしてるね。
GHEE 本番前に2人(RYOJIとHIROTO)がシャドーボクシングしたりしてます。
HIROTO 恒例の。
RYOJI 最近は減ったけど、たまにやりあったりして、ヒーローごっこもしたりとか。いくつになっても変わらないな、と思うときがあります。
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GHEE この前のBATTLE OF TOKYOの記者会見の前に2人で何かいちゃいちゃしてましたね。ボトムスの紐を縛ってずっとぎゅっぎゅっと上に上げられてて。
RYOJI 「おい、やめろよ~」って(笑)
――それは小学校の教室で見るようなシーンですね!
RYOJI そうです、そういうグループなので(笑)。
でも僕らにしかない関係値だな、この環境は本当にありがたい、と思うときがあって、自分自身もそのたびにかみしめています。
でも、それは発信していった方が絶対にいいと思うし、「わあ、愛が溢れているな」というものは、自分たちを表現できる音楽というものがあるので、これは絶対広げていかないといけない。応援してくださるLOVEREDのみなさんの愛すらも、もっともっと広げていかないといけないし、と思っています。
なので、今回は幼なじみというテーマに掲げさせていただいて、青春三部作として、本当にいくつになっても青春ってしていいんだ、と思ってもらえるような、僕たちと一緒に青春してもらえるような作品作りを心がけながら制作させていただきました。
こんな歳だから、と言っていたら何も始まらない
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――制作の過程では、「青春」についてどういうお話をされたんですか?
RYOJI まず、どんな恋愛をしてきたか、とか。
――そういうことも話すんですね。
GHEE プロデュースのChaki Zuluさん、T.Kuraさん、DARUMAさん、マネージャーさんたちとオンラインミーティングをして、そのときにChaki Zuluさんが僕たちに「どんな恋愛してたの?」って。
話をしていたら、「意外と10代のときの男って女々しいよな」とか言われたりとか(笑)。恋愛だけではなくて、「何かやんちゃした?」とか。
RYOJI 僕は結構いっぱいやんちゃしてたので(笑)
GHEE ほどよい、度を超えないやんちゃを……。
RYOJI 度を越えないやんちゃってそれもどうなの(笑)。
GHEE なんだろうな、若気の至りであるじゃないですか、高校生とか(笑)。
そういう話を聞いてもらって、ミーティングした中で1曲で収まりきらなったから三部作になった、ということもあって。
――そういう過程で三部になったんですね。
RYOJI そうです。
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――三部作の1曲目が『Pink Flash Lights』になったのはどういった経緯なんでしょう?
RYOJI 三部作リリースの間に、シーズンが春から夏になるんですけど、『Pink Flash Lights』は春がテーマになっています。
次の楽曲のリリース時期はまだ未定なんですけど、春が終わったら夏が来るので、やっぱり季節感も感じてもらいたいですし、夏を感じられるサウンドです。三部作を通して、ストーリーにもなると思います。
――みなさんにとっての青春は? というところも少しお聞きしたいです。
SUZUKI なんでもわりと青春に繋げられるというか。何かを頑張っていたり、何かに向かって進んでいたり、心が動く瞬間は共通してあるんじゃないかなと思っているんです。だからいくつになっても青春はできると思いますし、「もうこんな歳だから」とか言ってたら、そりゃあ何も始まらないし、青春でもないし。
でも、例えば孫が大きくなったから大学通います、っていうおばあちゃんがいたりするじゃないですか。すごく青春してるなと思いますし、それって多分他の人が見てもそう感じるってことは、実際に青春なんだと思うので。
だからこそ、人の心が動くんだろうと思うし、その中にはやっぱり、楽しいことばかりじゃなくて葛藤もあったり不安もあったり、儚さもあったり……全部が思い通りにいくわけじゃない。いろんな要素があるけど、だからこそ人の心を動かせるものだなということは感じますね。
新しさと懐かしさが交わる『Pink Flash Lights』
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――リリースになったばかりの『Pink Flash Lights』についても、詳しくお聞きしたいな、と。推しポイントはどのあたりなりますか?
GHEE 今回、『まさかBloom やっぱBloom 待って Fall in love』というパートを歌ったんですけど、ここを歌っているのを意外だって言っていただいて。確かによく考えたら、こういった部分をやることはあんまりなかったんですよね。
もともと自分の声にコンプレックスを持っていたり、嫌だった部分があったんです。よく言えば特徴的だけど、悪く言えば悪目立ちするときもあったりするような声質で……。でも、今回、初めてハマった部分だったので、注目して聴いてほしいです。
あと、『Pink Flash Lights』の中で雷に打たれた瞬間はどこかって言ったら、自分のラップを歌ってる部分なのかなって思うときがあって。自分が歌ったラップパートでは衝撃を感じてほしいので、聴きどころです。
HIROTO 2番のサビ前の「どう言葉にすればいい? 『好き』なんてたった2文字で 伝えきれない」ってあるんですけど、ここ音数が少なくなってる場所なんです。もともとJ-POPをよく聴いていたので、そういう言葉を立たせる歌い方は好きですし、歌ってきたっていうこともあります。キャッチーなリリックなので、雰囲気で聞かせるというより、しっかり言葉を立たせる歌い方を意識したので、ぜひ注目して聴いてもらいたい部分です。
SUZUKI やっぱり曲自体のフレッシュさや、青春感みたいなところは注目してほしいですね。あとは今までとはまたちょっと違ったテイストというか……トラックの疾走感だったりも今までにもあったような中でも少し違う音が入ってたりだとか、そういった新しさみたいなところにも注目してほしくて。リリックもドキドキわくわくするようなものになっていて、そういう恋をしているときのドキドキわくわく感みたいなのを味わってもらえれば。
その中で、僕が歌ってる一番のサビ前の「キミがくれたBitter Sweet Pain」というところから、サビまでにかけて、急に世界が変わるような印象にしたくて。一目ぼれをした瞬間に目がハートになるじゃないですけど、世界がバーッとピンクになって、フワァッとなっていくような感覚になってほしくて、ニュアンスも意識しながら歌っていますし、トラックもそういうイメージになっているんです。目を閉じて聴いてイメージを感じるのもいいかなと思うので、ぜひそういう楽しみ方もしていただきたいですね。
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GHEE あと、服も結構、ヴィンテージのものを使っていて。僕たちより、世代が上の方も懐かしさを感じる部分があったり、サウンド感もそういう部分があったりするんです。下の世代の方には新しく感じるかもしれないですけど、上の世代の方はもしかしたら懐かしく感じるかもしれないサウンド感ですね。
青春って年齢は関係ないと思っているので、幅広い世代の方がどうやって聴くのかはすごく楽しみでもあるし、いろんな聴き方、感じ方をしてほしいなと思います。
RYOJI 僕はそのバランスがちょうどいいな、と思っていて。キラキラしているけど、その中にあるウルフらしさっていうのはそのヴィンテージ感なんですよね。今までも、『Frozen Butterfly』では90年代2000年代のボーイズグループっぽさもあるサウンドだったりとか、そういうちょっと、80’s、90’sさもあります。今回、リリックで言うと、『タイタニックみたいに』の部分ですね。年代的にあえてここをタイタニックにしているのもすごくウルフらしいな、と思います。
あとはGHEEちゃんが歌うラップのところもベースが、かなり踊るような、一気にガラッと変わるところがスパイスになっている部分です。キラキラした中にも、今まで培ってきたグループらしさというスタイルもありますし、しっかりサウンドや楽曲でもウルフらしさを伝えられる楽曲になっているな、と思います。
やっぱりバーベキューがしたい!
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――夏、というワードも出ましたが、この夏に4人でやりたいことはありますか? 以前に伺ったときはキャンプ、というお話がありましたが……。
RYOJI やっぱりバーベキューやりたいな。
HIROTO 家で話してるんですけど、RYOJIくんがバーベキューできそうなところ探してくれて。
GHEE 見つけてくれました。行きたいですね。
RYOJI はははっ!
SUZUKI 探してんだ(笑)。
HIROTO 今度行こうよ、って。
RYOJI いいとこがあったんだけどさ、つって。
HIROTO 行きたいですね!
GHEE やりたいです、日焼け対策として日傘さして。
RYOJI 確かにGHEEちゃん日傘のイメージある。
SUZUKI そんなの気にしながらだと楽しくないよ。
RYOJI でも日陰になってたから大丈夫。
GHEE 本当ですか。もうそこまで考えてくれてる!
RYOJI 2人(HIROTO・GHEE)はとりあえず前向きに聞き入れてくれているので、ここから広げて、最終的には一番前のめりじゃないSUZUKIにまで。
HIROTO 一番来させるのが難しいから。
SUZUKI いや、違うのよ。都内でやるよりも、大自然の中でやりたくて。
RYOJI でも、スケジュールとか無理じゃん。
SUZUKI その辺でやるならいいかな、って。
――SUZUKIさんは大自然の中がいいんですね。
SUZUKI やるなら! やるならとことんやりたい。
RYOJI あと、最近、気温も上がってきて、夜も夏の夜だな、と感じるときがあるので、花火とか。
SUZUKI 花火したい!
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――SUZUKIさんは夏にやりたいこと何かあります?
SUZUKI 僕はプールか海に行きたいですね。水に入るの大好きなんで。
RYOJI 海とかプールだったら、バーベキューも夜できるし。
SUZUKI 花火もセットでできますし、ビーチによるかもしんないすけど。
RYOJI だからやっぱり1泊は必要なんですよ。全部やるには。
――みんなで揃って連休とかはなさそう?
RYOJI ない……?
SUZUKI ないと思いますね。
――でも、忙しいのはいいことですよね。
RYOJI ありがたいですね。だからそういう企画ができたらいいですね。
SUZUKI そうですね。仕事でできればいいですし、あいた時間にでもできれば。でも花火もそんなに簡単にはできないので。
GHEE あ、あと、グランピングしたいですね。
SUZUKI キャンプ的なね。
GHEE この前、弟がちゃんとキャンプしてたんですけど。
RYOJI 何で呼ばないの?って言っといて(笑)。
SUZUKI だから本当に自然のとこ行って、ってことでしょ。俺はそれがしたい!
――自然へのこだわりが(笑)
GHEE 自然の匂いがめっちゃかぎたいです。
RYOJI デジタルデトックスしてさ。
GHEE スマホなんて捨てて。
RYOJI でもやっぱりその様子はLOVEREDのみなさんには見せたいですね。絶対喜んでくれると思うんで。定点カメラを置くとか。
対バンツアーを通して自分たちのカラーを確立したい
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――夏と言えば、対バンツアー「NEXT VIRAL ARTIST」があります。豪華なラインナップとなっていますが、意気込みなどをお聞かせください。
SUZUKI 対バンツアーということで、LDH以外の事務所からのアーティストさんもたくさん出られる中で、いかに僕たち自身、色を出していけるかも、このライブでのポイントになってくると思います。このツアーを通して自分たちのカラーを確立していきたいなと思ってますし、そのために今リハーサルでも修正してやり直して、ということを繰り返しているので。対バンツアーだからこその良さというところはしっかり自分たちのものにしていきたですね。
対バンツアーではあるんですけど、今までやってきたライブの中では一番大きな規模のライブになりますし、僕たちにとってはツアーなので。
今までのライブももちろん、全力でやってきたんですけど、ツアーとなると意味が変わってきます。僕たちも全力かけていますし、このライブからまた新しいスタートにもなる、このライブが僕たちの次のライブを決めてくると思うので、しっかりかましたいですね。過去イチのライブにしたいですし、来られる方には全力で楽しんでもらえるようなライブにして、いろんな都合があって来れない方もいらっしゃると思うんですけど、そういう方には、「うわ、マジで行きたかった!」って思ってもらえるような、そういうライブにしたいなというか、します!
――対バン相手によっても変わってくるところもありそうですね。
SUZUKI 見てる側としてはだいぶ変わると思います。インスタライブでも、匂わせな感じで、対バンだからこそできることをやるかもね、みたいなことを言わせていただいてるんですけど、その日にしか観られない何かが絶対にあります。そのために自分たちで意見を出して、クリエティブのスタッフさんたちと一緒に「こういうことがやりたい「やるんだったらこういうのが必要だから作ってきます」だとか、スタッフさんたちも協力してくれて形にしてくれたので、それも楽しみにしていただきたいです。
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こちらからもダウンロードできます
2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!
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DIGITAL SINGLE 「Pink Flash Lights」
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撮影/友野雄、取材・文/ふくだりょうこ