神奈川・大井町の人工サーフィン場、銅線ケーブル盗まれる 被害額は2千万円超か

銅線が盗まれた人工サーフィン場の造波装置=2022年11月、大井町山田

 神奈川県大井町山田の人工サーフィン場「ラ・レイエス湘南」で今月、銅線ケーブルが盗まれ、被害見積額が2100万円に上ることが28日、捜査関係者への取材で分かった。金属価格高騰で全国的に転売を目的とした銅線などの盗難事件が急増しており、松田署は窃盗事件として捜査している。

 署と運営会社によると、24日午前9時ごろ、施設従業員が屋外に設置した造波装置のモーターと電源をつなぐケーブルが切断され、ケーブル約2000メートル分とケーブルを巻くドラムなどが盗まれているのを発見した。施設は点検による休業中で、前日夕方までメンテナンス作業が行われていた。サーフィン場のプールには周囲にフェンスなどはなく、外部から人が立ち入れる状態だったという。

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