横浜市立小学校の健診脱衣問題 下田教育長「学校によって差、現在確認している」

本会議で答弁する下田教育長=横浜市会議事堂

 横浜市立小学校の健康診断で、児童を上半身裸にして検査をしていた問題を受け、市教育委員会は健診時の脱衣について各学校に確認を進めていることを明らかにした。上半身裸で健診を行っている場合は、児童生徒の心情への配慮を求める文部科学省の通知に則り、タオルや体操服で体を覆うなどの対応を学校に求めるという。

 28日の市会本会議で柏原傑氏(日本維新の会・無所属の会)に健診時の脱衣の状況について問われた下田康晴教育長が「学校によって差があるので、現在確認をしている。配慮が必要な学校については指導改善を徹底する」と答弁。市医師会との連携についても言及し、「医師会の学校医向けの研修などで留意事項を周知してもらうなど、必要な配慮がされるよう連携して対応していく」と述べた。 

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