還付金詐欺で60代女性が現金約460万円をだまし取られる 税務署員名乗る男から複数回指示=静岡・伊豆の国市

5月下旬、静岡県伊豆の国市に住む女性が税金の払い戻しをかたる特殊詐欺に遭い、現金約460万円をだまし取られる事件がありました。

警察によりますと、5月22日、伊豆の国市内に住む60代の無職の女性の自宅に、三島税務署員を名乗る男から「税金の払い戻しがあるので、ATMで払い戻しの手続きをしてほしい」などと電話がありました。

女性は、この日から6日間にわたり、伊豆の国市内の金融機関のATMに出向いて、携帯電話で男からの指示に従い、複数回ATMを操作したところ、現金約460万円が複数の銀行口座に振り込まれ、だまし取られました。

1日の振り込み額が、最大で約100万円だった日もあり、金融機関が27日、女性に対して多額の振り込みが続いていることについて、確認の電話をしてしたことで女性が被害に気付いたということです。

静岡県内では、こうした特殊詐欺の被害が後を絶たず、警察は「還付金がある」「ATMに行って操作してほしい」という電話は詐欺だと警戒を呼びかけていて、このような電話がかかって来た場合はまず、家族や警察に相談してほしいとしています。

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