ドクターヘリで不適切整備 大阪航空局、委託先に改善命令

 関西広域連合がドクターヘリの運航を委託している学校法人ヒラタ学園で、航空法に違反する不適切な整備をしていたとして、国土交通省大阪航空局は28日、同学園に業務改善命令を出した。安全統括管理者の職務について改善措置を講じるよう警告書も出した。関西広域連合は「現時点で、ドクターヘリの安全な運航継続に問題はない」としている。

 大阪航空局と関西広域連合によると、マニュアルに記載がない方法での整備16件や認められていない部品の使用3件などが判明。計器の整備をしないまま一定期間運航していたケースも1件あった。点検整備のため5月16、21、22日の計3日間、運航を停止した。

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