ブルース・スプリングスティーン、体調不良でヨーロッパ公演を延期

ブルース・スプリングスティーン(74)が体調不良を理由にいくつかのヨーロッパ公演を中止した。昨年からEストリート・バンドを率いてスタジアムツアーを敢行中のブルース、声帯に問題が出たとして10日間コンサート延期が命じられ、フランスのマルセイユ、チェコのプラハ、イタリアのミラノでの公演が見送られるかたちとなった。

本人のインスタグラムにはこう綴られている。「ブルース・スプリングスティーンとEストリート・バンドは医師の判断により、プラハとミラノの公演を延期することとなりました。ヨーロッパツアーは6月12日(スペインの)マドリードから再開します」「昨日声帯の問題によるマルセイユでの延期を受けて、更なる検査と診察をしたところ、ブルースはこれから10日間パフォーマンスをするべきでないとの判断が医師から下されました」

今回発表された声明にはマルセイユ以外の公演の延期と共に、ブルースが順調に回復し、バンド共々、ツアーへの復帰を楽しみにしていると伝えている。「これを考慮し、(5月28日に予定されていた)プラハのレトニャニ空港、(6月1日、3日に予定されていた)ミラノのサンシーロ・スタジアムでの公演の延期となりました。これらの公演の新たな日程に関しては後日お知らせします。払い戻しをご希望の方は、もともとの購入先で可能となります」「ブルースは段々と回復している状況です。Eストリート・バンドと共に、6月12日マドリッドの素晴らしきシビタス・メトロポリターノから大成功を収めているヨーロッパ・スタジアムツアーを再会することを楽しみにしています」と続いている。

そんなブルースは最近アイルランドのキルケニーでの公演中、友人だったシェイン・マガウアンに追悼の言葉を述べていた。セットリストの始めにザ・ポーグスの『ア・レイニー・ナイト・イン・ソーホー』を演奏し、同国を代表するアーティストに敬意を表明、ザ・ポーグスのXには「僕らのボスへの素敵なトリビュートだ。ありがとうブルース」と綴られている。

昨年11月に数か月にわたる闘病生活を経て肺炎により65歳で帰らぬ人となったシェイン、ブルースは自身のワールドツアーのアイルランド公演の際に、入院していたシェインを訪問してもいた。

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