トヨタの「ハイラックス」がカッコいいので購入したいです。家庭持ち「年収240万円」だと維持は難しいですか?

トヨタのハイラックスにかかる費用

まずは、トヨタから発売されているハイラックスにかかる費用について紹介します。
生活で車が必須な人もいれば、ドライブが好きで車が欲しい人など所有する理由は人によって異なります。

しかし、車を所有するには購入費用だけでなく、維持にかかる費用も考えなければなりません。
ハイラックスを所有するために必要な費用をある程度把握し、年収240万円でも維持が可能かチェックしましょう。

ハイラックスの本体価格

ハイラックスの新車購入価格は、グレードによって変動があります。
各グレードの価格は、表1の通りです。

表1

※トヨタ自動車WEBサイト「ハイラックス 価格・グレード」を基に筆者作成(2024年5月時点)

ハイラックスの自動車税種別割

自動車税種別割とは、毎年4月1日時点の自動車の所有者に対して課せられる税金であり、自動車の用途ごとに、総排気量・最大積載量などに応じて価格が異なります。

ハイラックスは1ナンバーで「貨物車」となり、最大積載量は0.5トン、総排気量は2.393リットルです。
東京都主税局によると、上記の場合自動車税種別割は1万6000円です。

ハイラックスの自動車重量税

自動車重量税とは、車の重量や車種、経過年数によって課される税金です。
新しく車を購入する時と車検時にまとめて支払います。

ハイラックスの車両重量は2.1トン前後ですが、エコカー減税対象車のため、自動車重量税は免税されて新規購入時には発生しません。

ハイラックスを維持するために必要な費用

ハイラックスを所有する場合、毎年1万6000円の自動車税種別割が発生します。

自動車重量税は新規購入時と初回継続車検時も免税されますが、以降の車検では支払いが必要となるため注意しましょう。

車を維持するには、税金以外にもガソリン代や駐車場代、保険などさまざまな費用が発生します。
それらの費用を加味した上で、毎月の支払いに無理がないかを確認しておきましょう。

ハイラックスを所有するための節約術

ハイラックスの維持費をなるべく抑えたいと考えている方は、以下に紹介するコツを試してみてください。

まずは、車の保険料を見直しましょう。
車を購入すると自賠責保険だけでなく、補償内容を充実させるためにほとんどの方が任意保険にも加入します。
その際、必要な補償と不要な補償をあらかじめ分けておき、不要な部分をカットすれば保険料の節約が可能です。

また毎年受ける車検の場所を変えると、手数料を抑えられる可能性があります。
業者によって車検代は前後するため、費用を節約したい方は複数の業者に車検代を確認して、価格の低い業者へ頼むようにしましょう。
ただし、金額だけではなく内訳にも必ず目を通し、不備がないか確認することも大切です。

ハイラックスを所有するなら維持費を把握しよう

ハイラックスを所有する際は、購入費用だけではなく維持費にも目を向けましょう。
保険料や車検代などを節約すれば、年収240万円でも所有できる可能性はあります。

また車の維持費だけではなく、生活費の見直しも同時に行えば、よりゆとりをもってハイラックスを所有できるでしょう。

出典

トヨタ自動車株式会社 トヨタ自動車WEBサイト
東京都主税局 自動車税種別割 1 自動車税種別割の概要、7 税率(年額)

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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