「何かを成し遂げる人物だ」「大きな賛辞に値」マンU指揮官の続投を蘭独のレジェンドが後押し。共通の見解は“時間がかかる”

今季のマンチェスター・ユナイテッドは、プレミアリーグでは8位でフィニッシュも、FAカップでは決勝で宿敵シティをくだして優勝。昨季のリーグカップ制覇に続き、2年連続でタイトルを手にした。

それでも、チームを率いて2年目のエリク・テン・ハーフ監督の進退は不透明だ。イギリスメディア『The Athletic』によれば、FAカップの決勝前からクラブは後任候補と接触していたという。

去就が取り沙汰されるオランダ人指揮官について、2人のレジェンドが続投を後押ししている。ユナイテッドの専門メディア『UNITED IN FOCUS』が伝えている。

一人は同胞のマルコ・ファン・バステンだ。母国代表で選手としても監督としても活躍した元ストライカーは、FAカップ優勝を「良い試合ではなかったが、限られたメンバーでシティに勝利できたのは素晴らしいことだ」と称えて、テン・ハーフ監督の手腕に期待を寄せる。

「彼はまだマンチェスター・ユナイテッドで何かを成し遂げる人物だと思う。時間を与えるべきだ。より高いレベルに引き上げる能力を持っていると思うし、それには時間がかかる。特に今年は、チームの編成を変えて戦わなければならないことが多かったから」

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もう一人は、ドイツの英雄ユルゲン・クリンスマンだ。現役時代にはトッテナムでもプレーした元FWは、「エリク・テン・ハーフ、彼は本当に大きな賛辞に値する」とべた褒めだ。

「グループとして成長するには時間がかかることもある。アムラバトがマンUの一員になるまでには時間がかかったし、若い選手たちはグループで成長している。彼は2年間で2つのトロフィーをもたらした。エリクには同情するよ。彼に続けられるチャンスがあることを願っている」

テン・ハーフ監督は「私を必要としないなら、トロフィーを獲得するためにどこか他の場所に行く。それが私の仕事だから」と自身のスタンスを主張。はたして、クラブの首脳陣はいかなる決断をくだすのか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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