「死に近づいていた」「刑務所行きが怖かった」長友佑都と共闘した元コロンビア代表が衝撃告白「100%、アルコール依存症だ」

長友佑都のかつてのチームメイトが衝撃の告白だ。

インテルで長友ともプレーした元コロンビア代表のフレディ・グアリンが、アルコール依存症に苦しみ、治療の最中だと明らかにした。

サンテティエンヌやポルトを経て、2012年からインテルに在籍したグアリン。2016年に中国へ移籍して以降、ブラジルリーグを経て、母国のミジョナリオスに移籍した。2021年にそのミジョナリオスを退団したころには、重度の依存症に陥っていたという。

イタリア紙『Gazztta dello Sport』によると、グアリンは『Semana』で「残念ながら、ある時点で気を紛らわそうとして、アルコールに頼ってしまった」と明かしている。

「多くの過ちを犯し、誤った判断をしてしまった。多くの人を傷つけた。大切な人や友人たちを嫌な気持ちにさせた。SNSにはひどい状況やおかしな状況がずっと残ることになった。自分に起きたすべての最悪な引き金となったのがアルコールだった」

さらに、「100%、アルコール依存症だ。認める。依存症で、その回復の途中にある。何年も前からだ。ミジョナリオスを去ったときがどん底だった。当時は非常に深刻な依存症になっていたんだ」と続けた。

「練習でも仕事せず、尊厳を失い、大切な人たちの信頼、自分にとって最も大事で貴重な3人の子どもたちを失った。もう続けられないというところまできた。助けを求めなければいけなかった。何度も求めたが、いつも再発。プロの人たちに助けを求めなければいけなかった」

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幸いにも、今はその専門家の助けもあり、回復途上にあるという。37歳の元MFは「子どもたちや親族、友人の信頼を取り戻すために、その人たちと取り組んでいる。ひとりではできなかった。でも、今回はすべてが違う。今度こそだ」と話している。

「僕はすでに悪魔の扉を叩いてしまった。もうその道じゃないと分かっている。すべての愛情を子どもたちに与えられるように、節度ある健全な生活と力を毎日与えてくれる神こそが道なのだとね」

「死と刑務所行きが怖かった。僕は暗い道を進んで死に近づいていたんだ。リスペクトせず、限界を知らず、勇気を持てず、毎日あの穴にはまっていった。地獄への扉を叩いてしまった。それが何かを知っている。もうあの生活には戻りたくない。酔っているときに自分がどんなリスクを冒しているのか分かっていなかった。とてもつらい時期だった」

それでも、コロンビア代表やインテルで一緒だった一部の仲間が支えてくれたのは、不幸中の幸いだったと言えるだろう。「多くの友人を失ったけど、そばに残ってくれた人たちもいる」と振り返った。

「今は誰が真の友人か分かっているよ。元気な僕を望んでくれる人たちだ。ラダメル・ファルカオやハメス・ロドリゲス、ファン・フェルナンド・キンテロ、ダビド・オスピナ、フアン・クアドラード、ハビエル・サネッティ、イバン・コルドバたちが、あの暗闇の時期でもそばで助けようとしてくれた」

過去に戻ることはできない。だが少なくとも、正しい道を取り戻し始めたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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