【男子バレー】高橋藍の年俸は非公表も「お家がふたつ」「他のプロスポーツに引けを取らない」…栗原GMが明かした“夢のある世界”の秘密

SVリーグ・サントリーサンバーズは5月28日、東京都内でバレーボール男子日本代表の高橋藍の入団会見を開催した。

高橋の背番号は、日本代表でも愛着のある「12」に決定。栗原圭介GMは、2021年の12月から3シーズンにわたり、イタリア・セリエAでプレーしてきたアウトサイドヒッターについて「彼のような世界で活躍する人材の獲得がクラブの世界一には必要だと実感していた」とし、サントリーサンバーズに入団を決めた高橋に改めて謝辞を述べた。

さらに、栗原GMは高橋との契約について、「期間は1年ごとの勝負に徹したいという本人の希望もあり、単年ごととしています」と説明。金額に関しては「非公表とさせていただきますが、バレーボール選手という職業に夢を持ってもらえるようなオファーを出しました」と打ち明けた。
気になるその金額だが、栗原GMは「車は買えると思います」「お家も買えると思います」と告白し、会場を笑いの渦に巻き込む。「東京では難しいかもしれませんけど、お家がふたつ。東京では土地の問題もありますので…。他のプロスポーツに引けを取らないオファーを出したつもりです」と付け加えた。

そして、今回の契約でサントリーサンバーズは、ふたつの大きな夢の実現を目指す。ひとつは世界ナンバーワンクラブになるということ、もうひとつは来シーズンより始まるSVリーグ、ひいては日本バレーボール界をともに盛り上げて、世界最高峰リーグに近づけていくということだ。高橋の新加入でチームにどのような化学反応が起こるのか、今から楽しみでならない。

取材・文●大田更紗(THE DIGEST編集部)

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