【1人6万円の給付金】東京都で6月11日から申請再開!018サポートの対象は誰?

カレンダー付き!給付金(018サポート)の支給時期を「転入者」「転出者」もチェックしておこう

東京都は2024年6月11日より、「018(ゼロイチハチ)サポート」の申請受付を開始します。

都内に在住する18歳以下の子どもに対し、1人あたり年間6万円の給付金が受けられる制度ですが、対象者や具体的な手続き方法が気になるという方も多いでしょう。

今回は給付金の対象者や注意点について整理します。漏れがないようご注意ください。

また、記事の後半では東京都における子育て世帯の年収事情に迫ります。全国に比べて、世帯年収1000万円超の割合はどれほどいるのか注目してみましょう。

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【6万円の給付金】018サポートの対象者は誰ですか?

東京に住む子どもに対し、学びなど子どもの育ちを切れ目なくサポートする趣旨として始まった018サポート。

子ども一人に対し、月額5000円・年額にして6万円の給付金が支給されます。

対象者は以下のとおりです。

  • 0歳から18歳に達する日以後の最初の3月31日までの間にある方
  • 2024年度中に都内に住所を有する又は有していた方(原則)

所得制限はありますか?

給付金の対象として、しばしば条件にあがるのが「所得制限」です。しかし、018サポートにおいて所得制限はありません。

高収入の方でも一律で申請が可能です。

年の途中で転入した人も対象になりますか?

2024年の途中で都内へ転入した方や、転出してしまった方も対象となります。

ただし、各月1日時点の在住状況を確認し、都内に在住している又は在住していた月数に応じて支給されます。

【写真1枚目/全3枚】018サポートの支給時期。次の写真で「必要書類」と「申請期限」を必ずチェックしておこう!

年の途中で産まれた赤ちゃんも対象になりますか?

2024年の途中で産まれた方も対象になります。

【6万円の給付金】018サポートの手続き方法を教えてください

2024年度に新たに対象となる方は、2024年6月11日から申請受付が始まります。手続きについて押さえておきましょう。

申請者は親ですか?

まず、申請者は原則として保護者になりますが、18歳の場合は子ども本人でも申請可能です。もし保護者が行うときは、子ども本人からの委任状が必要となります。

手続きに必要な書類はありますか?

018サポートの手続きにおいては、下記の書類が必要です。

手続きに必要な書類
  • 申請者の本人確認書類
  • 申請者と対象者(子供)との家族関係を確認できる書類
  • 振込口座を確認できる書類

本人確認書類について、マイナンバーカードであれば1点のみで可能となります(運転免許証やパスポートなどは2点の組み合わせが必要)。

親子のマイナンバーカードがある場合は、特設サイトにより簡単に申請できます。

どのように手続きすればいいですか?

018サポートの給付金は、ポータルサイトにてオンライン申請ができます。

ただし、オンラインでの申請ができない場合は郵送での申請も受け付けているようです。この場合は書類を送ってもらうよう、コールセンターに申し出る必要があります。

申請期限はありますか?

支給する時期ごとに、申請期限が設けられているため注意が必要です。

018サポートの申請期限
  • 2024年8月支給(4月~7月分):2024年7月15日
  • 2024年12月支給(8月~11月分):2024年11月15日
  • 2025年4月支給(12月~3月分):2025年3月15日

2023年度の申請を忘れていました。まだ間に合いますか?

2023年度に018サポートを申請して受給している方は、 改めての手続きは不要です。

ただし2023年度分の申請がまだだった方は、2025年3月15日を最終期限として受付が継続されています。

こちらも忘れないようチェックしておきましょう。

東京都の子育て世帯の「お金事情」

東京都の「2022年度(令和4年度)東京都福祉保健基礎調査『東京の子供と家庭』の調査結果」によると、東京都在住の世帯の年収割合は下記の結果となりました。

  • 収入なし:0.7%
  • 100万円未満:1.4%
  • 100~200万円未満:3.4%
  • 200~300万円未満:3.7%
  • 300~400万円未満:6.4%
  • 400~500万円未満:7.1%
  • 500~600万円未満:9.5%
  • 600~800万円未満:17.9%
  • 800~1000万円未満:16.8%
  • 1000~1200万円未満:12.7%
  • 1200~1500万円未満:8.8%
  • 1500万円以上:9.6%

世帯年収1000万円以上の割合は31.1%であり、3世帯に1世帯は年収1000万円以上となっているようです。

また、東京都在住の共働き世帯で年収1000万円以上の割合は38.5%、片働き世帯で年収1000万円以上の割合は28.0%でした。

厚生労働省の「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」によると、年収1000万円以上の世帯は12.6%となっていることから、東京都の子育て世帯では全国的に見ても年収が高いとわかります。

しかし、実態としては物価高により生活費が高く、また教育費も高騰する傾向にあることから、余裕がない世帯が多いのも事実です。

所得制限なしの給付金は、助かる世帯も多いでしょう。忘れずに手続きを行いたいですね。

まとめにかえて

東京都は2024年6月11日より、「018サポート」の申請受付を開始します。

所得制限なしで「子ども一人あたり、年間で6万円」の給付金が受けられるため、対象となる方は手続きを忘れないようにしましょう。

6月からは定額減税も始まります。

まとまった金額ではないとしても、減税や給付金は「いくら」かをしっかり把握し、何となく消費するのではなく家計改善に役立てていきたいですね。

参考資料

  • 東京都福祉局「018サポート」
  • 東京都福祉局「018サポート特設サイト」
  • 東京都「2022年度(令和4年度)東京都福祉保健基礎調査『東京の子供と家庭』の調査結果」
  • 厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」

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