J1鹿島選手、小学校訪問 5年ぶり再開、児童と交流 茨城

児童たちとドッジボールを楽しむ柴崎岳選手(手前)=神栖市大野原

サッカーJ1鹿島アントラーズ選手の小学校訪問が28日、5年ぶりに再開した。本年度は計13校を訪問予定。初日は茨城県神栖市大野原の市立大野原西小(下川淳校長)など3校で実施され、選手たちが笑顔で児童と交流した。

ホームタウンの小学校訪問事業は2009年に開始。新型コロナウイルスの影響で19年を最後に中断を余儀なくされていた。

同小ではこの日、キャプテンの柴崎岳選手と津久井佳祐選手の2人が訪問。6年生児童60人に拍手で迎えられ、リフティングやドッジボール、腰に着けたひもを取り合う「しっぽ取り」ゲームなどを一緒に楽しんだ。2人がリフティングを長く続けると、児童からは「すごい」「かっこよすぎる」と感嘆の声が上がった。

柴崎選手の誕生日が重なり、児童が歌でお祝いする場面も見られた。

今回が初の学校訪問となった津久井選手は「元気な子がいっぱいでパワーをもらえた」と笑顔を見せた。柴崎選手は「良い45分間だった。こうした触れ合いを続けていきたい」と話した。

鹿島ファンという志田圭佑君(11)は「眠れなくなるぐらい楽しみにしていた。プロの人はミスが少なくて上手だった」と交流に満足そうな表情を見せた。

同日は同市立柳川小と同県鹿嶋市の市立鉢形小にも別の選手が訪問。26年度までの3年間で、鹿行地域5市の全小学校を訪れる計画という。

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