PPC が 2024 年の「個人情報を考える週間」開始、専用ウェブページや資料を公開

「個人情報を考える週間」啓発ポスター

個人情報保護委員会(PPC)は5月27日、同日から6月2日までを「個人情報を考える週間」と設定し、各種広報活動を行うと発表した。同委員会では、個人情報を取得する事業者側と個人情報を提供する個人の双方において、改めて個人情報の重要性等について認識を深めることを目的に毎年「個人情報を考える週間」を設定して啓発活動を実施している。

ランサムウェア「LockBit」被疑者の資産を凍結し起訴

この活動は、PPCもメンバーとなっているアジア太平洋プライバシー機関(APPA)の参加メンバーが毎年5月に「Privacy Awareness Week」を設定し、各国において各種広報啓発活動を実施していることを受けたもの。

PPCが個人情報を考える週間に実施する取り組みは次の通り。
・啓発ポスターの掲示(都道府県庁・市町村役場等)
・デジタルサイネージ広告(駅構内、国内空港(全国9空港)、屋外広告)
・インターネット広告
・「個人情報を考える週間」専用ウェブページの開設

専用ウェブページではPPCの藤原委員長のメッセージをはじめ、個人、事業主、学校関係者、保護者に向けたコンテンツやかるた、クイズ、マンガ、動画、資料などを提供している。子供向けのキッズページやハンドブックも用意されている。これらのコンテンツを教育用に活用したり、ポスターをダウンロードすることも可能。

専用ウェブページは令和2年(2020年)のものまで参照することができる。これらを見ると、年々対象者が細分化され、それぞれに向けたコンテンツが充実してきていることがわかる。

© 株式会社イード