『となりのサインフェルド』クレイマー役マイケル・リチャーズがガンとの闘いを明かす

1989年から9シーズンにわたって米NBCで放送された大人気シットコム『となりのサインフェルド』のコズモ・クレイマー役で知られるマイケル・リチャーズがまもなく出版される自伝本の中で、ガンの闘病経験を明かしているという。米Entertainment Weeklyが伝えた。

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余命宣告を受け…

米Peopleによると、マイケルは6月4日に出版される自伝本「Entrances and Exits(原題)」の中で、2018年にステージⅠの前立腺ガンと診断された経験について振り返っており、Peopleのインタビューでは、ガンの告知を受けた際に人生の最期を考えたことを告白した。

「その時が来るんだと思いました」とマイケル。「でも、数秒後には息子のことが頭をよぎり、“9歳の子どもがいて、まだ彼と一緒にいたい。もう少し生きられる方法はないだろうかと”と考えました」

生検後、主治医からは迅速にガンを抑えるために前立腺の全摘出手術を勧められたそうで、「私は全摘出手術を受けることになりました。それを受けなければ、おそらく余命は8カ月ほどだったでしょう」と当時の病状を振り返った。

マイケル曰く、ガンの闘病経験は自伝を出版するきっかけにもなったという。「長年つけてきた日記が40冊以上あり、自分の人生を振り返ってみたくなりました。そんなことを考えたのは、今年で75歳になるので、年齢からくるものかもしれません」

「自分の感情や記憶に触れたかったのです。思い出せることの多さに、驚きました」

俳優業から離れたきっかけの事件

また、Peopleの以前の別インタビューでは、2006年にハリウッドにあるコメディクラブ「ラフ・ファクトリー」」でのパフォーマンス中に行った人種差別的な暴言についても回顧。

マイケルは「ステージで発言した直後に反省しました」と述べているも、過去の発言が許されるとは思っておらず、「カムバックを考えているわけではありません」と自身の思いを口にした。

この暴言により、マイケルはショービズから離れることになったが、「自分の怒りはどこからきているのか、向き合うことができるようになりました。みんなのためにできる最善のことは、家庭の中でしっかりすることでした」と自身の人生を見つめ直すきっかけになったことを明かした。

『となりのサインフェルド』はNetflixで配信中。(海外ドラマNAVI)

参考元:Entertainment Weekly

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