〈首都圏ニュース〉ふるさと応援を活発に 上越の名物料理も堪能 Jネットが総会と懇親会

意欲を語った小坂会長

首都圏などで暮らす上越市出身者でつくる「ふるさと上越ネットワーク」(通称Jネット、小坂庸雄会長)は25日、東京都千代田区のアルカディア市ケ谷で総会と講演会を開き、懇親会で親交を深めた。60人が出席した。

昨年、伊藤利彦前会長からバトンを継いだ小坂会長(72)は、コロナ禍明けの下期に活動を活発化し、新規会員の増加に注力したことを報告。会員の意思確認と整理を進めたことも説明し、ふるさと交流会や毎月第2木曜の東京新潟県人会館で開いている東京サロン、学習会、ふるさと応援事業など盛りだくさんの自主事業の改善に取り組みたいことも強調した。

出席した上越市の中川幹太市長は新設したふるさと応援室の役割を解説し、首都圏に設けるコワーキングスペースの機能を紹介。来年の合併20周年と謙信公祭、高田城址公園観桜会が100回の節目を迎えるふるさと上越の動きを紹介し、「Jネットと発展的な関係をつくりあげていきたい」と話した。続いて、ふるさと応援室の大谷健一郎室長がふるさと納税の推進と、首都圏における魅力発信の強化計画をスクリーンを使って説明した。

続く講演会では東京大名誉教授の祖父江義明さんが、「私たちの銀河系は爆発したか」と銘打ち講話。妻でJネット副会長のひろみさんが、なごやかに進行役を務めた。

お待ちかねの懇親会では、毎回大好評の丸ナスの漬物、メギス、謙信汁のふるさと名物がずらり。ふるさとの酒や雪室食品、「メイド・イン上越」産品などが当たる楽しいくじ引きも行われ、元日の能登半島地震で被災した上越市内の名家4邸と歴史的建造物の修復に充てる寄付も呼びかけられていた。

講演する祖父江東大名誉教授
ふるさと上越の動きを紹介する中川市長

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