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2024年5月23日に公開された動画ではゲストに国民民主党・舟山康江参院議員をお招きし、選挙戦の戦い方や野党連携のポイントについて語っていただきました。
野党ベテラン議員が国民民主党の選挙戦略を語る!全国で野党共闘はできるのか?!
【このトピックのポイント】
- 年内に総選挙?!支持率&票の増やし方の戦略とは?!
- 2回の落選から学んだ選挙必勝法とは?!
- 山形版の野党共闘!その中身を解説!
舟山氏のプロフィールは以下の通りです。
舟山氏は、1966年生まれで埼玉県の出身。
北海道大学の農学部に進学し、卒業後は、農林水産省に入省し、10年間キャリアを積みました。
政治の道に進むきっかけは、退職から4年後に農水省時代の上司であった篠原孝衆院議員から「選挙に出ないか」と誘われたことでした。
その時、舟山氏は3歳と7カ月の2人の子育て中。「子どもが小さいから無理だ」と断るために上京した際に、当時衆院議員だった高井美穂三好市長に会いました。
子育て中の高井氏に「大変じゃないですか?」と聞いたところ「子どもがいるから、未来、いい社会を作りたいと思っている」と明るく元気に肩の力を抜いて話す姿を見たのが転機になったと話します。
2004年の3カ月弱の短期決戦で挑んだ初出馬は、残念な結果に。
3年後の参院選で再チャレンジをして、初当選。
2022年の参院選では、3期目の当選をしました。
今回は以下の質問からいくつかピックアップして舟山氏に回答していただきました。
国民民主党の次期衆院選に向けた戦略とは?!
MC伊藤「次期衆院選の時期については、どのようにご覧になっていますか?」
舟山氏は「この衆院選の時期を、総理以外の我々与党が予測するのは、本当に難しいんですけど・・・」と首をかしげつつ、「いつ選挙が来てもおかしくない状況かな」と述べました。
6月の会期末での解散については「政治とカネの問題が、まだ明らかになっていない。この中途半端な時期に選挙を打つというのは、あまり考えられないかなと個人的には思う」とコメントしました。
しかし、「今年中の選挙は、十分考えられる」と言及。
「国民民主党では公約のバージョンアップの議論も始まり、選挙公報のビデオをどうするかという検討も始まっている」と語っていました。
今後、国民民主党はどのように戦っていくのでしょうか?
「国会議員をやっている以上は、『目指せ政権与党!』ですから、常に」と力強く語る舟山氏。続けて「与党を過半数割れにして、それに変わる力をつけていくことを、これまでもこれからも、同じ思いでやっていかなきゃいけない」と熱く語ります。
MC伊藤「支持率を増やす、比例票の増やし方などにどのようなイメージを描いていますか?」
舟山氏は比例の底上げをはかり、勝てる候補者を出していくことだと言及。
「地方の組織をしっかりと強くして、独自候補を出して、その地域の中で声を大きくしていく、それが支持率につながっていくかな」とコメントしました。
山形県で国民民主党の政治塾を開校した際には、高校生、大学生などの学生を含む若い世代も参加。今まで接点がなかった若い世代が、関心を持ち「ぜひ一緒にやりたい」と手を挙げる人も出ました。
舟山氏は「自分も参加したい政治がどうかというところで興味を持ってもらえるのが、ありがたい」と語っていました。
野党ベテラン議員の選挙必勝法とは?!
舟山氏に「選挙必勝法」について問うと、「3回当選してますければ、2回落ちてますので、私そんなに強くもなくて・・・」と苦笑します。
MC伊藤「選挙の敗北から学んだことや感じられたことがあれば教えていただけますか」
舟山氏の初出馬の2004年の選挙では、今よりも女性議員の比率が低く「なんで女性が」という空気や、女性の中からも「何が不満なの?」という雰囲気を感じたと話します。
3年後の2007年の選挙で舟山氏は、「年金・農業・子育て」を公約に掲げて戦いました。
子育ては非常にお金がかかるから「子ども手当」を提言し、年金の未納問題や農業の問題を訴えることで「一般の消費者の皆さん、女性の皆さん、お母さん方に少し刺さったのかな」と振り返ります。
スーパーの前で演説した際には、ベビーカーを押した母親が聞いてくれたり「頑張ってください」と声をかけてくれたり、「(空気が)ガラッと変わった」のを感じました。
舟山氏は「私、自分の中で思っているのか、出る杭は打たれると言うけど、出過ぎた杭は打てない!」と笑って語ります。
「悔しいけど、落選すると時間がいっぱいある」と話し、選挙戦の御礼も含めて「地域回り」をしたのが(次の選挙戦に)役立ったと語っていました。
野党連携のポイントは!
MC伊藤が「今後の選挙で勝つためには、野党勢力をまとめるのは、大事なポイントになってくると思われますが」と問いかけました。
舟山氏は「山形では、野党共闘で知事選、参院選、衆院選を戦ってきているので、定期的に月に1回くらい集まり、話し合いをしている」と回答。
「常にいろんな話し合いのルートを持っていて、なんでも言える環境を作っていくというのは大きい」と述べました。
舟山氏は「今、地域を回っていると、今までに感じたことがないくらいに、自民党支持層の企業や団体の皆さんから『今の自民党はダメだ。舟山さん頑張って』なんて声をいただく」そうです。
いかにちゃんとその声の受け皿になるのかが大きなポイントだと語りました。
山形以外でも共闘の枠組み作りは上手くできるのでしょうか?
この問いかけに「う~ん・・・」とうなりながら、悩む舟山氏。
少し考え「やっていかなきゃいけないんでしょうね」と回答しました。
「西に行くと維新の勢力とどう向き合っていくのかという別の課題がある」と言及。
「あとは、立憲と国民がどうまとまっていくのか、共産党との距離をどうしていくのか」が課題となるとし「今、本当にまとまれば、行ける(選挙で勝てる)チャンス」だとコメントしました。
動画本編はこちら!
目指せ政権与党!野党ベテラン議員が語る次の選挙戦の戦い方とは?!
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