中国競泳男子の孫楊が資格停止処分終えて復帰、ファン「ずっと待ってた」

中国メディアによると、2012年ロンドン五輪と16年リオデジャネイロ五輪で計3個の金メダルを獲得するなどした中国競泳男子の孫楊(スン・ヤン)が28日、4年3カ月に及ぶ資格停止処分を終えて復帰した。

孫は、五輪での金メダル獲得など中国のエースとして活躍していたが、18年9月のドーピング規定違反をめぐる裁判の末、21年に4年3カ月の出場停止処分(20年2月28日起算)を受けていた。

復帰当日、中国SNSの微博(ウェイボー)ではこの話題が注目を集め、孫の事務所が公開したトレーニングに励む孫の写真にファンからは「ついに戻って来た(涙)」「自由形の王者の復帰を歓迎」「競技の場に戻る選択はすでに最大の勝利だ」「楊兄さん、頑張って」などの声が相次いだ。

また、中国メディアの澎湃新聞は孫への独占インタビュー映像を投稿し、過去4年間を孫は「苦しくてとても長く、残念なこともあったが収穫もあった」と振り返ったと紹介。「これらはもう過ぎ去った。彼は競技場に戻って自らに挑むことを決めた」などと伝えており、これにも「ずっと待ってたよ」「孫楊をいつまでも応援する。これだけの困難にぶつかっても彼の歩みは止まらなかった」などのコメントが寄せられている。

孫は今夏開催のパリ五輪の代表選考会に出場できておらず、中国メディアによると8月に中国安徽省合肥市で開催される大会が復帰戦になる可能性があるという。(翻訳・編集/野谷)

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