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海龍王寺の石川住職が導師を務める 松村住職への追悼文も
奈良市法蓮町の不退寺で28日、平安時代の歌人、在原業平(825~880年)をしのぶ「業平忌」が営まれ、約20人が参列した。
業平は三十六歌仙の一人で、「伊勢物語」の主人公のモデルとされる。同寺は業平が開いたと伝えられ、毎年命日に法要を営んでいる。
同寺の藤木恵永執事長から松村圭淳住職が21日に死去したと参列者への報告があり、法要では近くにある海龍王寺の石川重元住職が導師を務めた。僧侶4人が業平の功績をたたえ、理趣経を唱えて冥福を祈った。
また、法要の最後に石川住職が松村住職への追悼文を読み上げた。
藤木執事長は「(松村住職は)いつもお寺のことを考え不退寺の住職として人生を全うしました」、石川住職は「松村住職に語りかけながら法要させていただきました」と話していた。