能登半島地震で支援活動 三重県、消防本部と3団体表彰

【表彰状や感謝状を受け取った各団体の代表ら=県庁で】

 三重県は27日夕、能登半島地震の被災地で支援活動に当たった県内の15消防本部と、支援活動に協力した県トラック協会、県バス協会、県生活協同組合連合会の3団体を表彰した。

 県によると、各消防本部は緊急消防援助隊の県大隊に職員を派遣。延べ520人が1月10日から10日間、石川県輪島市で活動し、避難所で体調を崩した人の救急搬送などに当たった。

 また、県トラック協会は県の緊急要請に応じ、支援に必要な資機材などを輪島市に運搬。県バス協会は隊員の搬送に当たったほか、県生協連合会も隊員らの食料や水を提供したという。

 この日、県庁で表彰式があり、一見勝之知事が消防本部に表彰状、3団体に感謝状を贈呈。「余震が収まらない中で支援に当たってもらったことを、本当にありがたく思う」と述べた。

 四日市市消防本部の真弓明之消防長は「被災地は厳しい環境だったが、任務をしっかり果たせたと思う。表彰を励みに、今後も万全の態勢を取れるように取り組みたい」と話していた。

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