新スタジアム整備の進捗報告 いわきFC・大倉社長がサポーターへ

サポーターに新スタジアムの検討状況について報告する大倉社長

 サッカーJ2いわきFCの新スタジアム整備を巡り、チームを運営するいわきスポーツクラブは25日、いわき市のいわきPITで新スタジアムの検討状況についての報告と意見交換を目的としたサポーター向けのカンファレンスを開き、大倉智社長が集まったサポーターに進捗(しんちょく)状況などを報告した。

 大倉社長は新スタジアムの計画提出や着工、完成時期などを改めて説明した。具体的な計画を立てていく上で重要となる交通の便や大容量通信設備の設置や、5千席以上など新スタジアム4要件を示し、「アクセスはスタジアムの場所に関わってくる大きな話。今ある地域の資源とスタジアムがかけ算されることで経済効果が生まれて地域活性化につながる」と語った。

 また、先進的な施設の構想・計画策定を支援するスポーツ庁の「スタジアム・アリーナ改革推進事業」の採択を受け、まちづくりや教育、文化活動を担う委員20人とスタジアムの基本概念や機能などについて議論してきた昨年度の分科会の実施内容も報告した。「今後も事業とスタジアム整備計画を並行して実施し、来年6月までにJリーグに提出する計画をまとめていきたい」と話した。

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