【インタビュー】松井愛莉、主演ドラマ『シークレット同盟』は、「とても謎めいていて面白い作品に」

韓国発の同作名人気コミックを実写ドラマ化した『シークレット同盟』が、現在放送中だ。松井愛莉が主演を務め、長野凌大(原因は自分にある。)、長妻怜央(7ORDER)が共演する本作は、それぞれ“ワケアリ”な秘密を抱えた3人が繰り広げる歪な三角ロマンス。男性恐怖症の悩みを抱えるイケメン女子・詩杏役の松井にインタビュー。一癖も二癖もあるドラマの魅力について話を聞いた。

―本作は衝撃的な展開や描写も毎回話題の的ですが、出演が決まった際はいかがでしたか?

わたしが演じる詩杏に襲い掛かってくる出来事が、なかなかハードなことの連続だったので、これは最後まで乗り切れるかなという心配もありましたが(苦笑)、撮影がスタートすれば、それさえも楽しみながら「やってやるぞ!」という思いとともに現場に臨みました。

実際、撮影現場はこういうテイストの作品を撮っているとは思えないほど明るくて、ギャグを言い合い、笑顔が耐えない現場でした。現場の空気感に救われたところ大きかったです。もしも現場が暗かったら心まで落ち込んでしまいそうな気がしていたので、とてもみんなに救われました。

―三角関係ドラマ『シークレット同盟』、ご自身としてはどういう点に魅力に感じましたか?

物語の一番の軸が人間関係で、登場人物全員が深いトラウマを抱えています。その中で詩杏が発端なのか、詩杏が巻き込まれているのか、彼女のまわりにいろいろな人が寄って来て(笑)。そこから関係性が放送を重ねるにつれてどんどん複雑になっていきます。

人は生きていればいろいろな感情が生まれて来るものですが、これほどまでに愛や友情が、ひとたび歯車が崩れることでズルズルと崩壊していくものかと。わたし自身、改めて人間関係について深く考えされることが多かったドラマでした。そういう点に注目していただければと思います。

―そして演じられた詩杏というキャラクターは、どのように理解して演じましたか?

彼女はあることがきっかけで男性恐怖症になり、親からも異性については距離を置くように強く言われ、ある意味マインドコントロール的な感じで育った中で、自分を出すことが苦手なタイプです。友だちも日和(森田想)しかおらず、狭いコミュニティの中で生きて来たゆえに、人の気持ちがあまり理解出来ていないところもあるんです。

詩杏も悪いこともあるのですが、それに対して自分は無自覚で気づいていないという女の子でもあります。良く言えば純粋・素直。悪く言えば知らないうちに他人を傷つけてしまう、そういう子だなと思いました。台本を読みながら「どうしてこういうことを言うの!?」と思っていました。

―詩杏は共感が出来なそうな要素も少なくなさそうなので、演じる作業は大変でしたか?

そうですね。実はこれといった目標もなく生きている女の子でもあり、もしかしたら生きることに必死で、それすらも考えたことがないのかも知れないと思ったり。辛さも分かりつつ、演じていてもどかしかったです。「言い方、そうじゃないよ」と思ったり(苦笑)。酷い言葉を言われたり言ったり、誰も悪くないのにこんなに複雑になってしまうのかと、詩杏を演じていて辛く悲しくなってしまいました。

―共演の⻑野凌⼤さん(原因は⾃分にある。)、⻑妻怜央さん(7ORDER)との共演の感想はいかがでしょうか?

長野くんは最初はとても緊張されていました。でも撮影が先に行くに連れて少しずつほどけていったのですが、20歳でとてもしっかりしているなと思いました。長野くんの成長が著しくて、本当に女性に見えてくる。いろいろと吸収したい気持ちが強くてこちらもありがたかったですし、パワーがとても強かったです。

長妻君は、現場のムードメーカーです(笑)! どこからパワーが出て来るのかと思うくらい、本当に現場でもずっとお話されていて(笑)。

ストーリーが暗い話ということもあり、撮影期間中は長妻くんのおかげで明るい気持ちになれとても心救われました。

―最後になりますが、みなさんにメッセージをお願いいたします。

ドラマ『シークレット同盟』はサスペンスではあるものの、ちょっとのキュンもあるかもしれません。ただ、何も情報を入れずに観ていただくことが一番謎めいていて面白いと思うので、これからどうなっていくのだろうと気になって来ると思います。まずは観ていただきたいです!

読売テレビ 毎週木曜日 0時59分〜
福岡放送 毎週月曜日 深夜1時29分〜
中京テレビ 毎週火曜日 深夜1時24分〜
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(C) 「シークレット同盟」製作委員会

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