Bhargav Acharya Tannur Anders
[ヨハネスブルク 28日 ロイター] - 南アフリカで29日に行われる総選挙を前に与党アフリカ民族会議(ANC)の支持率が42%前後で推移している。最新の世論調査で明らかになった。今月に入って一時見られた支持率上昇の勢いは失速してるもよう。
南アのシンクタンク、ソーシャル・リサーチ財団が28日に実施した調査によると、2019年の前回総選挙の投票率66%をモデル化したシナリオでは、27日時点でANCの支持率(推計)は42.2%だった。
最大野党の「民主同盟(DA)」の支持率は21.6%だった。ズマ前大統領の新党である「民族の槍(やり)(MK)」の支持率は12.4%で、急進左派政党「経済的解放の闘士(EFF)」の10.8%を上回った。
ANCの支持率は過去3回行われた国政選挙で毎回低下している。野党は、高い失業率や汚職、犯罪、停電などの問題をANCが解決していないと批判を強めている。前回選挙でANCの得票率は57.5%だった。