息を呑む神秘的な洞窟探検…… 沖永良部島で奄美の大自然を独り占め!

沖永良部島は、鹿児島県に属する奄美諸島の中の離島です。沖縄から北に約60km、鹿児島からは南へ約500kmの位置にあり、距離的には鹿児島よりも沖縄に近いです。私は鹿児島空港で乗り継ぎ、沖永良部空港に向かいましたが、那覇空港経由で向かうこともできます。今回は沖永良部島での特別な体験をご紹介します。

沖永良部島の大自然に挑む!初心者にもおすすめのケイビング体験

隆起サンゴ礁が形成した沖永良部島には、200〜300もの洞窟や鍾乳洞が存在すると言われ、これらを探検するのがケイビング(Caving)です。

ケイビングのコースは全部で4つ、初級者向けと上級者向けが各2つずつあります。
私が体験したのは、初級者向けのリムストーンコースで、難易度や景観の美しさから初めての方におすすめです。

このコースは、日本で総延長が第2位(秋芳洞が第1位とも)の大山水鏡洞の一部を、約2〜3時間かけて巡るツアーです。

洞窟を探検するケイビング(Caving)

漆黒の闇と幻想的な空間が織りなす感動体験

ケイビング体験当日の服装は、水着の上に速乾性のあるシャツやスポーツタイツ、ラッシュガードなどがおすすめです。
ヘルメット、ヘッドランプ、ウェットスーツ、つなぎ靴はすべてレンタル料金に含まれているので、準備する必要はありません。

水量豊富な沖永良部島の洞窟は、幻想的なライトアップにも最適です。
洞窟内では、本物の真っ暗闇を体験したり、「水鏡(みずかがみ)」と呼ばれる水中の様子と水面に反射する景色が一瞬で入れ替わる光のマジックを目にしたりと、言葉では表現しきれない感動体験が待っています。

幻想的にライトアップされた奇跡の石柱

体験のクライマックスは、ライトアップされたリムストーン(畦を形作る棚田のような空間)
ガイドさんの合図と共に真っ暗闇がリムストーンの絶景に変わる瞬間は、現地でしか味わえない感動の瞬間です。

真っ暗闇がライトアップされ、絶景に変わる

ケイビングは一人参加OK!

ケイビングのとくに魅力的な点は、一人でも参加可能であることです。
一人参加だからといって、他の参加者と組む必要はありません。

ガイドさんに案内してもらいながら、ヘッドライトで洞窟内を照らしながら進みます。
洞窟内の明暗のコントラストを満喫したり、多くの撮影スポットで自分の好きなポーズでユニークな写真を撮ることができます。

一人参加だからこそ、他の参加者に撮影の様子を見られて恥ずかしいことがないので、思う存分撮影を楽しむ方も多いそうです。

一人だからこそユニークな写真も思う存分!

沖永良部島の魅力を体験!一生に一度は訪れたいケイビングの世界

「ケイビング」という言葉に馴染みがない方も多いかと思いますが、一生に一度は体験してみる価値がある感動的な体験だと思います。
季節を選ばず体験できること、一人だからこそより感じられる光と闇が織りなす美しさ、思うままに自由なポーズで撮影してもらえることも魅力です。

ケイビングだけでなく、隆起サンゴ礁が形成した沖永良部島には他にも見どころが多数あります。
沖縄とはまた違った南国体験が、沖永良部島なら楽しめますよ。
次回は沖永良部島で出会った美味しいものたちをご紹介します。

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