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計量をパスした王者・寺山(左)と挑戦者・AKARI(右)
5月16日(日)に無観客で開催、ABEMAで配信される『RISE on ABEMA』の前日計量が、15日(土)都内にて13:00より行われた。
明日のメインイベント「RISE QUEEN ミニフライ級(-49kg)タイトルマッチ 3分5R 無制限延長R」で対戦する、王者・寺山日葵(20=TEAM TEPPEN)はリミットの49kgを48.7kgで、挑戦者・AKARI(17=TARGET)は48.85kgで、両者とも計量を1回目でパスした。
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寺山がマッスルポーズで計量パス
寺山は、誰もが認める日本トップのRISE女王。長い手足から繰り出される蹴り技に加えて、最近ではパンチの技術も向上。現在は19年MIOに敗戦して以來、9連勝中だ。前回は、今年の2月に田渕涼香に完勝している。今回が初防衛戦となる。
20歳の若き王者に対して、挑戦者のAKARIは17歳。こちらも長い手足を生かした打撃で、ここまで7戦全勝。パーフェクトレコードで、タイトルマッチまで辿り着いた。今年3月に行われた「ミニフライ級(-49kg)NEXT QUEENトーナメント 2021 」ではワンデートーナメントを制して、今回のチャンスを掴み取った。
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AKARIも計量をパスした
寺山は、真っ赤な衣装で会見に出席して「自分らしい試合をしっかりして、ジムに赤いベルトを持って来れるように頑張りたいと思います」とコメントした。これまでAKARIの挑発をさらりと受け流して来た寺山。今回の会見では、AKARIからは挑発的な言葉はなかったが、この日もいつも通り冷静な表情だった。
「今回しっかりベルトを防衛できれば上のレベルに行けると思っています。勝ってから(先を)考えたい」とこの1戦に集中している様子。
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同門の風音は、同大会に出場が決まっていたが対戦相手の新型コロナウイルスによる欠場で、試合が中止になってしまい悔しい思いをした。「風音がショックを受けているので、その分まで頑張りたい」と仲間の思いも背負ってリングに上がる。今月23日には、弟の遼冴(りょうが/17=TEAM TEPPEN)も試合を控えており「勝ってバトンを繋ぎたい」と話した。
一方のAKARIは「憧れて来た真っ赤なベルトを巻ける日がやっと来ました。今までやって来たことを全部出し切れば、寺山選手を倒せると思っています。最初から見逃さないようにしてほしい」との意気込みを語る。
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初めての5Rの試合となるAKARIだが「4、5Rに行く前に倒す気で行く」と序盤からアグレッシブさを見せるつもりだ。他の選手よりも練習をこなして来たことが、その自信になっているという。
AKARIは第2代RISE QUEENである神村エリカの愛弟子で、RISE QUEENの存在と立ち位置に幼い頃から憧れてきた。自身の掲げるRISE QUEENの理想像は「唯一無二の存在」だ。「私自身がそうなれるように見せつけないといけない」と覚悟を示した。