【RISE】MMAとは異なるオープンフィンガーグローブが公開、伊藤代表がこのルールの戦いに期待すること

初公開のオープンフィンガーグローブについて説明する伊藤代表

5月16日(日)に無観客で開催、ABEMAで配信される『RISE on ABEMA』の前日計量&記者会見が、15日(土)都内にて行われ、RISEクリエーションの伊藤代表が今回の『RISE on ABEMA』について語った。

冒頭、当初は有観客で行う予定であった今大会について「(格闘技イベントでは)無観客、中止や延期を聞きますが、RISEとしては中止や延期という判断はなかったです。選手のコンディションを考えたら、無観客大会しかなかった」と無観客試合に至った考えを語った。

因縁の対決となった山口裕人(左)と松本(右)、オープンフィンガーグローブで再戦する

新型コロナウイルスで欠場となった大﨑孔稀については「症状は軽くて現在回復に向かっております」との現状を説明。兄・一貴は濃厚接触者であるため、保健所の指示に従い自宅待機だが、PCR検査の結果は陰性となった。

また、オープンフィンガーマッチに使われるグローブが公開された。グローブについて「選手の興味や評判も高くて、私自身も非常に楽しみです」と伊藤代表自身、どのような戦いになるか心待ちにしていたという。

山口裕人の弟・侑馬(左)はYA-MAN(右)とオープンフィンガーグローブで対戦する

RISEで使われるオープンフィンガーグローブについて「内側の部分が(通常のオープンフィンガーグローブと違い)被ってなくて、下の部分がオープンになっています。サイズはLで大きめとなっています。なぜかというと、打撃を打つ方の選手がバンテージをしっかり巻けるようにするためです。また、親指のところにクッションが付いていて、ナックル部分も通常のオープンフィンガーグローブより厚めになっています。ムエタイでいう4オンスのような大きさです。拳を守るという意味で、拳をやってしまうので、その意味でもこのようなグローブを採用しました」と説明した。

メインイベントでは女王・寺山(左)が17歳で無敗の挑戦者・AKARI(右)を迎え撃つ

今大会で、このルールの戦いは山口裕人vs松本芳道と山口侑馬vsYA-MANの2試合が組まれている。伊藤代表は「オープンフィンガーは通常のグローブのブロッキングができない。貰わずしていかに当てるかが重要。ただのブロックだと、隙間から入ってしまうので、技術の高い戦いが要求されると思う」とテクニック面で高いスキルが求められると話した。

今大会ではスライドしてメインイベントとなった「RISE QUEEN女子アトム級タイトルマッチ」をはじめ、RISEライト級(63kg)王者・原口健飛vs現RISEウェルター級(67.5kg)王者“ブラックパンサー”ベイノアと、志朗vs“西の神童”石井一成のエキシビションマッチも決まっている。明日の豪華カードのビッグマッチに注目したい。


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