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顔面にヒザ蹴りがクリーンヒット、わずか13秒のKO劇となった(ジェームス・ブラウンのインスタより)
本日18日、海外サイトESPNの格闘技ツイッターで「このメガKOに何点の評価をつける?」と秒殺KO動画を紹介した。
この映像は5月9日(日本時間、以下同)米サウスカロライナ・マートルビーチにて行われた地域MMAイベント『Ultimate Battle Grounds 7』の映像だ。この大会で昨年10月から3試合連続1分以内で秒殺KO勝利しているジェームス・ブラウン(27=米)が145ポンド(65.7kg)契約に出場。1勝3敗のキーオン・ウィルキンス(30=米)と対戦した。
試合は鋭い回し蹴りを放つブラウンに突然激しいラッシュで詰めるウィルキンス、ブラウンは一瞬ケージ側に詰められ連打されるも、そこから脱し、追いかける相手に下がりながら188cmの長身を生かしたヒザ蹴りを顔面に叩き込む! 大きくアゴが上がったウィルキンスは、ばったりうつぶせにマットに崩れ、ピクリとも動かず13秒の衝撃失神KO劇となった。
翌10日にUFCミドル級5位のデレク・ブランソン(37=米)はこのKO動画をアップし「このKOを評価してほしい。昨晩のジェームス・ブラウン。GLORYと新たにサインした」と綴った。
ブランソンはUFCでこれまでユライア・ホールやリョート・マチダなどの強豪をKOで仕留め、前戦の今年3月にはケビン・ホランドに判定で勝利するなど現在4連勝中だ。
そのUFC強豪ブランソンのスパーリングパートナーがこのブラウン。ブランソンの運営するジム『Brunson's MMA & Fitness』に所属する。テコンドーをベースにしたストライカーでアマ5戦全勝で16年にプロデビュー。当初の5戦は1勝4敗と負け越したが以降は6勝1敗。現在4連続秒殺KOと波に乗る。
現在MMA選手であるが、キックボクサー志望のブラウンは、19年末にブランソンの紹介でヨーロッパを拠点とする世界最大のキックボクシング団体GLORYと契約。昨年の早い時期にデビューすることになっていたが、コロナ禍で大会が開催されなかったこともあり未だに出場できていない。試合後のSNSでブラウンは「GLORYのデビューをまだ辛抱強く待っていますが、それまでは活動を続け、さらに上を目指していきます」と綴っている。
昨年12月より、再始動したGLORY。このブランソンのツイート”新たな契約”が19年末のことではなく、今回のものならGLORYの次回大会7.18ロッテルダム大会に待望の出場が考えられる。公式発表を待ちたい。