3歳の女児2人がこども園を40分間抜け出す 850メートル離れた路上で住民が発見 沖縄・浦添市

 沖縄県の浦添市立こども園で7日正午過ぎ、3歳の女児2人が園から約40分間にわたって抜け出していたことが分かった。市によると、約850メートルほど離れた歩道で一緒に歩いていた2人を地域住民が見つけ、通報を受けた警察が保護した。けがなどはなかった。

 市こども未来課によると、園児2人は給食の後片付けで部屋を出た保育士らを追って出た後、園外に出たとみられる。午後0時20分ごろ、部屋に戻った保育士が2人がいないのに気づいた。

 市は3、4歳児クラスの部屋の前に高さ約1メートルの扉付きの柵を設置したほか、玄関の開閉時は音が鳴るようにするなど対策を講じた。

 担当者は「二度とあってはならない事案。職員全体の認識を改め、全ての園で環境や安全対策の見直しを徹底したい」と強調。市立7園を含む市内の保育所やこども園など65施設を対象に、6月に開く定例の園長会で周知徹底するとした。

(浦添市役所)

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