【KNOCK OUT】ぱんちゃん璃奈、再び右手負傷の中での一撃KO勝利、次なる相手は?

右ストレートでKO勝利したぱんちゃんは更なる強豪との対戦を見据える

5月22日(土)東京・後楽園ホールにて開催されたキックボクシングイベント『KNOCK OUT 2021 vol.2』で、MIREY(35=HIDE GYM)と対戦して、KO勝利を飾ったKNOCK OUT-BLACK女子アトム級王者・ぱんちゃん璃奈(27=STRUGGLE)が一夜明け会見に出席した。
昨日、ぱんちゃんは過去に判定勝利しているMIREYとの再戦に挑んだ。倒して勝つという目標に挑んだぱんちゃんは、1Rにカウンターの右ストレートをクリーンヒット。そのままMIREYは起き上がれず、衝撃KO勝利を飾った。

会見に出席したぱんちゃん

昨年11月の試合で右拳の靭帯を負傷。回復し半年ぶりの復帰戦となったが、会見では、右手の小指の怪我が激しい追い込みにより悪化して、1週間前に30%ほどの力でしか打つことが出来なかったと明かした。そんな状況の中で課題である”倒して勝つ”を実行出来たことについては「めちゃめちゃ嬉しい」と語った。

気になるのはぱんちゃんの次の対戦相手だ。ぱんちゃんは、国内他団体のチャンピオンクラスのファイターを含む様々な強豪たちとの対戦を望んでいる。

相手のローキックにカウンターの右ストレートで衝撃KO勝利!

KNOCK OUTのプロデューサーの宮田充氏は「(ぱんちゃんが)見事な勝利を飾って今日から次の試合に向けて動こうかというところです。どんどん強い選手とやりたいというのが(ぱんちゃんと)会って目の力でだいぶ分かります。いくつかプランがあって他団体でベルトを持っている選手もいて、体重もぱんちゃん選手は46kgアトム級のチャンピオンですが、体重が上でも対戦は辞さないとのことも頂いているので、それを今日から動いていくところです。ファンの皆さんもこれで期待が高まるので、我々としても応えられるマッチメイクを決めていきたい」とぱんちゃんのマッチメイクについて語った。

喜びを爆発させるぱんちゃん

更なる強豪との対戦をファンからは望まれる声が多いが、その声を引き寄せているのは、ぱんちゃんの実力が1戦1戦確実に伸びて来たからだ。ここまで10戦全勝、そして昨日には課題であったKO勝利も実現し、日本のトップクラスの実力を見せている。

ぱんちゃんは「今回はノーダメージなので、練習でも打ち抜くという100%の練習は出来ないかもしれないですけど、しっかりイメージして拳がダメでも練習が出来る。今年は1試合しかしていないので経験を積みたい」と今後の試合に前向きな姿勢を見せた。KNOCK OUTでは7月18日(日)に後楽園ホール大会が決まっている。その出場に向けての準備をこれからしていくという。

ぱんちゃんは「46kgでまだ出来るけど、45、46、47kgまでの1位の選手、元チャンピオン、現チャンピオンでやれる選手はやってきているので、みんなが見たい選手は48kg以上の選手だと思う。階級を上げるつもりはないですけど、ワンマッチでみんなが見たいカードが組まれればと思ってます。パワー負けもしないと思っているので、フィジカルも上げてテクニックも付けて、臨めば勝てる」と闘志を燃やした。

ぱんちゃんは46~48kgの間での試合を想定している。49kgの選手と対戦する場合、間を取った48kgで合わせて戦いたいとのことだ。宮田プロデューサーは、ぱんちゃんの対戦相手として海外の強豪選手も見据えているため、新型コロナウイルスの終息具合を見て、海外選手との対戦も考えられる。

進化したぱんちゃんの次戦の対戦相手は、国内の王者クラスか、それとも海外の強豪選手か。今後のマッチメイクに注目が集まる。

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