畑岡奈紗は“無双”世界1位との予選同組を歓迎「いつもスコアもいいので楽しみ」

大舞台を前に自然体で調整(撮影/村上航)

◇女子メジャー第2戦◇全米女子オープン presented by アライ 事前(28日)◇ランカスターCC(ペンシルベニア州)◇6583yd(パー70)

2021年には笹生優花とのプレーオフに惜しくも敗れ、昨年は単独首位で最終日を迎えて4位フィニッシュ。畑岡奈紗は世界最高峰の「全米女子オープン」で頂点に迫ってきた。「米国を目指し始めた時から大きな目標で、いつか勝ちたい気持ちは強いです」。米ツアーでの戦いも8年目、その“いつか”が現実になる可能性を存分に示している。

世界ランキング1位のネリー・コルダとの予選同組もプラスに働くかもしれない。今季出場8試合で6勝と“無双”状態にある同学年とのプレーは、不思議と好成績につながることが多いという。

注目組でのプレーは望むところ(撮影/村上航)

「ネリーと回る時は、いつもスコアがいい。時々会話もしながら、楽しく回れてるなって感じです」。開幕2日前からコースに足を運ぶギャラリーの多さは、本番の熱気を予感させる部分でもあり、「ネリーの組は特に多くなると思う。そういうのも含めて楽しめたら」と笑顔で話した。

準備も着々と(撮影/村上航)

悲願のメジャー制覇に向けた準備は、シーズンを戦いながら並行して進めてきた。直近の試合だった2週前の「みずほアメリカズ・オープン」で初めて実戦投入した5Wはカギを握るオプションとなってきそう。348ydのパー4となる16番はティイングエリアを前に出し、1オンチャレンジとなる日も見込まれている。

7度目の全米女子が間もなく始まる(撮影/村上航)

「距離的に5Wでちょうどいい。ウッドで高さも出てくれる」と、まさに1オン狙いにはうってつけのクラブ。ティやピンの位置、風の状況も踏まえ、3UTと比較検討しながら各日ベストのセッティングで臨む考え。7年連続7度目となる戦いへの備えも慣れたものだ。(ペンシルベニア州ランカスター/亀山泰宏)

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