福島第一原発 2号機の“燃料デブリ”試験的な取り出しに向けて 取り出しに使う装置を公開

【福島第一原発免震重要棟も2回停電…先月の処理水放出停止トラブルで】原子炉データに関する機器は稼働…東京電力が手順を再確認へ【福島県】

福島第一原発で計画されている燃料デブリの試験的な取り出しに使う装置が公開されました。

兵庫県神戸市の工場で公開された装置は、「テレスコ式」と呼ばれる釣り竿のような形をしていて、原子炉格納容器に通じる側面の穴から挿入し、溶け落ちた核燃料「燃料デブリ」を取り出すものです。

福島第一原発の1号機から3号機には、燃料デブリが880トンあるとされ、その取り出し方法について議論が進められています。

そこで東京電力は、2024年10月ごろまでに2号機から、この装置を使って少量のデブリを取り出す計画で、そこで得られたデータをもとにデブリの最終的な取り出し方法を探る方針です。

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